通信制高校ってどんなところ?

興味はあるけどよく分からない…そんな通信制高校に関する疑問点を解決!

通信制高校と普通の高校って何が違うの?高校の卒業資格を取るためだけの高校?通信ってことは通わなくてもいいの?費用ってどのくらいかかるの?…などなど、通信制高校についてのいろいろな疑問にお答えします。

通信制高校の最大のメリットは自由!

通信制高校と聞いて一番に思い浮かぶイメージはどんなことでしょうか?「自宅で高校の勉強ができる?」「自由な時間が増える?」「普通の高校より卒業するのが楽?」「人間関係に煩わせられることがない?」そんなところでしょうか。

このイメージ、概ね正解です。概ねというのは、通信制の高校にもいろいろなタイプの学校があって、一概には言えないというところがあるからです。

学校によって勉強の仕方は異なります

まず、「自宅で高校の勉強ができる?」という点。完全自宅学習のコースがある学校もあれば、週に何日かはキャンパスに通学するコースのある学校もあったり、大半の学校で決められているのはスクーリングといって年に何日かは指定する場所で生徒が交流する登校日があったりもします。スクーリングの期間は学校によって異なるので何日とは言えませんが、このスクーリングに参加することが卒業の条件になっている学校がほとんどですね。

どんな学校を選ぶかで時間の使い方は変わる!

次に「自由な時間が増える?」というところも選ぶ学校によるといえますね。高校卒業の資格取得だけを目指す学校を選べば自由な時間はもちろん増えます。しかし、通信制高校の中には専門学校と提携関係を結んでいる学校もあり、希望すれば専門的な知識や技術を学ぶことができるコースを用意している学校もあるのです。そういった専門知識を学びながら、高校の勉強もするとなると忙しさは倍増するので、自由気ままな時間は少なくなると言えるでしょう。

また、通信制高校の中にも難関大学を目指す進学校のようなところもあるのでそういった学校を選択すれば勉強漬けの毎日が待っています。なかには高校の勉強は1年生のうちに終わらせて、残りの2年間は完全に受験対策に充てるといった教育方針をとっているところも。こういった学校を選べば自由な時間を満喫することはほぼできません。

きちんとやることをやれる人には楽かも?

「普通の高校より卒業するのが楽?」というのは「人による」といったところでしょうか?通信制高校の学習システムのほとんどはレポートの提出です。期限内にレポートを終わらせてきちんと提出し、入学した学校の卒業条件をきちんと満たすことができれば晴れて卒業となりますが、レポートをサボったり、わからないところを放置したり、スクーリングに参加しなかったりしたら卒業できなくなります。自己管理がきちんとできて、学校のサポートをしっかりと受けることができる人は楽に思えるかもしれません。

人間関係で困ることは普通の高校よりは少ない!

「人間関係に煩わせられることがない?」集団行動が苦手な人は案外多いものです。通信制高校に通う人の中には、そういった集団行動が苦手だから…という理由で入学を決める人も少なくありません。確かに通信制高校は自宅学習中心の学校もありますし、通学型でも人数が少ないので普通の高校よりは煩わしさが少ないと言えるでしょう。しかし、ゼロかといえばそうも言い切れません。なぜなら、スクーリングといった生徒と講師の触れ合う登校日もありますし、きちんと卒業するためには学校側と連携してサポートを受け、勉強を進めていく必要があるからです。しかし、その時間はそんなに多くないので、通学型を選択しない限り煩わしいと感じることはないかもしれませんね。

通信制高校は選ぶ学校によって全てが変わる

通信制高校と普通の高校との一番の違いは「学校の持つ個性の違い」かもしれません。普通の全日制の学校にもいろいろ特色はありますが、通信制高校は学校によって本当に全然違います。

学習システムから通学の仕方、レポートの量も違いますし、サポート体制も異なります。さらに、前述したように専門学校と連携しているところでは在学中に専門的な知識が技術を学ぶことができたり、社会に出た際に一線で活躍できる人材を育成するための講義を行っている学校もあります。

どんな学校で学びたいのか、どんな学校のシステムが自分に合っているのか、それを考え選ぶのが大変なくらいですね。

通信制高校に興味が沸いたら、とりあえず気になる学校の資料を集めて、じっくりと吟味しましょう。どんな学校を選ぶのかによって人生が変わるといっても過言ではありません。入学してから「失敗したぁ…」と思っても後の祭り。ある程度、入学してみたいと思える学校が絞られてきたら見学に行ってみるのもいいかもしれませんね。パンフレットで見る学校の雰囲気と実際に見る雰囲気ではちょっと印象が違ってくることもあるかもしれませんから。

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