通信制高校で高校卒業資格と国家資格を同時に取得!

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通信制高校でも高卒資格を取得できる?

学校に登校しなくても高校課程を履修できる通信制高校は、新しい学習形態として注目されています。その詳細を知るほど、数多くのメリットがあることがわかります。

通信制高校は高卒資格を取得できる!

通信制高校は自宅にいながら自分のペースで勉強できることが大きなメリットです。毎日、満員電車に押し込められながら通学する必要もありません。また、クラスメイトとのわずらわしい人間関係にストレスを感じることなく勉強に集中できるのです。

もちろん、通信制高校では高校卒業資格を取得することもできます。大学への進学を希望しながら何らかの理由で全日制高校、定時制高校での勉強を断念してしまった人も、通信制高校から大学を目指すルートもあるということです。

高認よりも通信制高校をおすすめする理由

大学受験資格は高認、いわゆる高等学校卒業程度認定試験に合格して取得するという方法もあります。しかし、高認は高校卒業資格にはならないことはご存じですか?

したがって、もし途中で大学以外の道を目指そうとなった時、最終学歴は高卒ではなく中卒になってしまいます。そういったリスクを回避するためにも、高卒資格を取得できる通信制高校がおすすめなのです。

通信制高校は単位制

通信制高校では次の3つの条件を満たせば高卒資格を取得することができます。

■3年以上在籍していること。
■最低74単位を取得していること。
■特別活動に30時間以上参加していること。

特別活動とはホームルーム活動、体験学習、生徒会活動などのことですが、通信制高校にスクーリングと呼ばれる登校日が設けられているのはこのためです。

通信制高校はスクーリングに配慮あり

不登校から全日制高校を中退した経験があるような人は、特別活動に不安を感じることもあるかもしれません。確かに週に2~3日程度の登校日を設けているような通信制高校もあります。

一方で、年に5日程度の短期集中型スクーリングのコースを設けている通信制高校もあります。あまり学校に通いたくない生徒にも手厚いサポートをしてくれる通信制高校を選択すれば、あまり心配することはないでしょう。

通信制高校は選択肢が広い

全日制高校や定時制高校では、どうしても通える範囲の中から選ばなくてはいけません。選択肢が限られてしまうため、自分が希望するような学校に出会えないこともあるでしょう。

しかし、通信制高校は全国的から入学者を募集しているところも少なくありません。居住エリアに関係なく、自分にピッタリの学校を選べるというのは、基本的に通学の必要がない通信制高校だからこそのメリットといっても良いでしょう。

通信制高校で国家資格を取得できる?

以上のように通信制高校にはさまざまなメリットがあります。さらに、国家資格まで取得できるというのは本当なのでしょうか?

通信制高校では多種多様な資格を取得可能

通信制高校は高校課程の勉強ができるのはもちろんのこと、それ以外のユニークなコースを設置しているところも少なくありません。通信制高校は株式会社が運営しているケースも多く、必ずしも指導要領通りではない自由な教育を実施することが認められているためでしょう。

通信制高校で取得できる資格には次のようなものがあります。

通信制高校で取得できる資格

プログラマー等のIT系の資格
ビジネスマナー検定、電卓検定、簿記などのビジネス系資格
トリマー、家庭犬トレーナー等のペット系の資格
スポーツトレーナー
メイク、ネイル、エステテシャン等の美容系の資格
介護初任者研修
医療事務、調剤薬局事務などの医療系の資格
調理師
美容師

これらの中でも注目されているのが美容師、調理師などの国家資格です。やはり、国家資格を持つ人材は需要もありますし「手に職を付けて働きたい」と、思っている人は持っていて損はないといえるでしょう。

通信制高校で美容師資格を取得する

美容師として働くには、美容師国家試験に合格しなければいけません。高校を卒業した後に美容師専門学校に入学するという方法もありますが、どうしてもそれだけ時間もお金もかかってしまいます。

その点、通信制高校で高校課程の勉強をしながら美容師資格を目指すならば時間短縮にもお金の節約にもなります。全日制高校では美容師専門学校とのダブルスクールは難しいので、通信制高校だからこそできる裏ワザともいえるでしょう。

通信制高校ならば、昼間は美容院で働きながら勉強することもできます。学費を自分で稼ぎながら美容師資格を取得するのも夢ではないのです。

通信制高校の美容師コースの一例

美容師国家資格を取得できる通信制高校では、たとえば次のようなカリキュラムが組まれています。

美容師コースの一例
1・2年次 高校卒業資格の74単位の内72単位を取得。美容の授業は夏・春休みを利用して行う。
3年次 残りの2単位(総合学習のみ)を取得。1年間まるまる美容の授業を併設の専門学校にて行う。
卒業時 高校卒業資格 + 美容師国家試験受験資格

通信制高校で調理師免許を取得

調理師の国家試験を受験するには、調理師学校で1年以上勉強するか、飲食店などで2年以上の実務経験を積むことが条件となります。どちらにしても、高校を卒業してからしばらく時間が余計に必要です。

しかし、調理師学校や飲食店と提携している通信制高校の中には、卒業と同時に調理師免許が取得できるところもあります。最速で調理師免許を取得できるといっても過言ではないでしょう。

通信制高校ならば、昼間は飲食店で働きながら調理師資格を目指すこともできます。また、独自の奨学金制度をもうけているところも結構あるので、金銭面で不安がある人は問い合わせてみても良いでしょう。

調理師免許が取得できる他、パティシエ、パン職人などの独自コースを設けている通信制高校もあります。飲食業界で活躍したいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

通信制高校のみでOK?ダブルスクールの必要あり?

さまざまな資格を取得できることが魅力の通信制高校ですが、ひとつ注意しなければいけないポイントがあります。それは、通信制高校での勉強だけで資格を取得できる場合と、提携校のダブルスクールも必要となることもあるという点です。かならず事前に問い合わせるようにしましょう。

通信制高校には地方公務員コースもある

通信制高校は国家資格が取得できるだけではなく、地方公務員を目指すコースが設置されていることもあります。安定した職業に就きたい人はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

通信制高校の多彩なカリキュラム

通信制高校では国家資格取得、地方公務員コースといった硬めの授業だけではなく、楽しい授業もバラエティ豊かにそろっています。エンターテイメント系、創作系など、全日制高校、定時制高校にはないユニークな講座が少なくないのです。

通信制高校でエンターテイメントを学ぶ

通信制高校の生徒は芸能人として活躍している人や、タレントを目指している人もいます。芸能活動やレッスンと学業を両立させるために通信制高校が選ばれているのです。

そういった生徒のニーズに応えるためか、勉強以外にも次のようなエンターテイメント系の講座が用意されています。

通信制高校のエンターテイメント系講座

俳優・女優
声優・タレント
ミュージカル
ダンス

これまで、こういった実技を通信教育で学ぶのは難しかったものですが、最近ではインターネットを利用していつでも映像を閲覧することも可能です。いわゆるeラーニングを活用することで芸能関係の講義も実施しやすくなっています。

通信制高校で創作を学ぶ

通信制高校に通う生徒は1人でコツコツと何かを作り上げるクリエイティブな作業が好きな人も少なくありません。そういった人にとって、創作系の講義は絶好の息抜きとなるでしょう。

通信制高校の創作系講座

シナリオ制作
マンガ・イラスト
ゲーム・アニメ
写真・アート

実際にクリエイターとして活躍している先生から指導を受けるチャンスもあります。趣味としてだけではなく、将来クリエイティブな仕事をしたいと考えている人にとっても有益な講座であることは間違いありません。

通信制高校で楽しみながら国家資格を取得!

通信制高校は毎日登校こそしませんが、全日制高校、定時制高校などとならぶ、立派な高校の一形態です。したがって、もちろん高校卒業資格を取得できます。何らかの事情で全日制高校、定時制高校を辞めてしまった人でも、もう一度学びなおすチャンスをつかめるのです。

さらに、通信制高校では勉強以外のことを学ぶ機会もあります。とくに美容師、調理師などの国家資格を取得できるというのは見逃せません。高校を卒業してから専門学校で学んで試験にのぞむ人よりも、何年も早く資格を取得できるというのは魅力です。

その他、エンターテイメント系、創作系などの講座があるのも通信制高校ならでは。勉強の合間に趣味の範囲で楽しむのも良いですし、タレント、漫画家、ゲームクリエイターなどになりたい人のためのより専門的なコースを設けている通信制高校もあります。

いずれにせよ、通信制高校にはいろいろな特色があります。全日制高校、定時制高校と違って家の近くの学校にしなければいけないということもありません。全国の通信制高校を対象に、自分にピッタリの学校を探してみましょう。

それにはまず、資料請求をして学校研究することをおすすめします。オープンキャンパスを開催しているところも多いので、実際に足を運んでみてスタッフや先生方と直接触れ合ってみるのも良いかもしれません。

実際、入学した後はインターネットを利用したやりとりが大半になるからこそ、一度でも生の声を聞いておくというのも大事です。学校によっては在校生の体験談を聞けるようなところもあるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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