山梨の通信制高校に関する情報
山梨県の通信制高校
山梨県にある通信制高校は、下記の通りです。
山梨県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
駿台甲府高等学校 | 〒400-0845 山梨県甲府市上今井町884-1 |
山梨県立中央高等学校 | 〒400-0035 山梨県甲府市飯田5-6-23 |
日本航空高等学校 | 〒400-0108 山梨県甲斐市宇津谷445番地 |
山梨県の通信制高校は、甲府市に公立1校、私立1校の他、甲斐市に1校と、山梨県の中央部に多く集中。3校のうち、山梨県立中央高等学校は定時制と通信制のみですが、他2校は全日制が併置されています。
山梨県の中央部以外に通信制高校がないため、県内にお住まいの方は、3校のいずれかから選択することとなるでしょう。駿台甲府高等学校は学校法人駿台甲府学園が運営しており、小学校、中学校も通信制課程と同じ地にあります。
山梨県の通信制高校の状況
山梨県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)に基づく、山梨県内の通信制
高校の生徒数は公立で254人、私立で2,674人、合計で2,928人の生徒が通信制高校に所属しています。私立校の生徒数が公立校よりも大幅に上回っているという特徴があります。
うち、平成28年度の入学者数は公立で58人、私立で865人、合計で923人。
全国47都道府県で比較すると生徒数で18番目、入学者数では12番目と、通信制高校の生徒数は全国の中でも多い県と言えるでしょう。
山梨県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での山梨県の中学校の不登校者数は733人。
1,000人あたりの不登校生数は30.7人、この数字は全国で9番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては平均値よりも上回っており、全国と比較してやや多い県と言えます。
山梨県では、こうした不登校生徒への対応や未然防止策として、「いじめ・不登校対応必携」を作成し、県内すべての小・中・高・特別支援学校の教職員に配布しています。
いじめ・不登校対応必携
- いじめの未然防止のために
- 早期発見・早期対応のために
- いじめが起きた場合の対応策
- 不登校を未然に防ぐために
- 不登校への初期対応
- 長期化した不登校児童生徒への対応
- 保護者(家庭)対応の留意事項
山梨県における不登校児童生徒の発生数が、全国的に見てやや多い状況をふまえた上で、現在の状況を改善すべく、子どもが生き生きと学校生活を送れる環境づくりに尽力し、全ての学校・教職員が自らの問題として捉えて、不登校の未然防止に取り組み、早期発見・早期解決に向けて的確に対応することが重要と提唱しています
山梨県の不登校問題 相談窓口
山梨県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
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いじめ・不登校ホットライン 【総合教育センター】 |
055-263-3711 | ・児童生徒、保護者、教職員 ・電話相談 ・月~日 24時間 ・面接相談 ・月~金 9:00~17:00 |
いじめ・不登校関係、学校生活や家庭生活に関する様々な相談 |
子育て相談総合窓口(愛称かるがも) | 055-228-4152・41535 | ・月~金9:00~16:30 ・土、日、祝日9:00~15:30 ・(第2・第4月曜日と年末年始を除く) ※受付時間外では電話自動応答システム「安心子育てテレフォン」に接続 |
学校関係、友達関係、家庭や親の問題など子育てに関する悩み全般の相談 |
中央児童相談所(国中地域) 【福祉プラザ内】 |
055-254-8617 | ・本人・家族・学校の先生・地域の方々 ・月~金8:30~17:15 |
18歳未満の子どもに関するあらゆる相談(非行・虐待・養護・障がい・育成の問題など) |
ヤングテレフォンコーナー 【少年サポートセンター】 |
055-235-4444 | ・少年自身、保護者 ・月~金 8:30~17:00 (祝日等を除く) |
少年問題に関する不安や悩みの電話相談 |
チャイルドライン | 0120-99-7777 | ・18歳までの子ども ・月~日 16:00~21:00 |
困っていること、さみしい時、誰かと話したい時など、子どもの悩み全般の相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
山梨県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは山梨県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。