沖縄の通信制高校に関する情報
沖縄県の通信制高校
沖縄県にある通信制高校は、下記の通りです。
沖縄県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
N高等学校 | 〒904-2421 沖縄県うるま市与那城伊計224 |
沖縄県立宜野湾高等学校 | 〒901-2224 沖縄県宜野湾市真志喜2丁目25番1号 |
沖縄県立泊高等学校 | 〒900-8610 沖縄県那覇市泊三丁目19番地2 |
ヒューマンキャンパス高等学校 | 〒905-2264 沖縄県名護市三原263 |
八洲学園大学国際高等学校 | 〒905-0207 沖縄県国頭郡本部町備瀬1249番地 |
沖縄県の通信制高校は、県東部にある伊計島に1校、県南部にある宜野湾市・那覇市に1校ずつと、県中部の名護市、西部の国頭郡に1校ずつあります。南部にある公立校2校は沖縄県在住の方のみが入学でき、沖縄県立宜野湾高等学校の通信課程は2012年に開設され、全日制が併置されています。
沖縄県北部に通信制高校がないため、通学に関しては、沖縄県北部にお住まいの方は、県中央部か県西部の学校まで足を運ぶことになるでしょう。N高等学校は、2012年3月末に閉校したうるま市立伊計小中学校の校舎を再利用する形で2016年に開校しました。
沖縄県の通信制高校の状況
沖縄県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、沖縄県内の通信制
高校の生徒数は公立で1,742人、私立で4,682人、合計で6,424人の生徒が通信制高校に所属しています。沖縄県の通信制高校は10代から60代の生徒まで幅広い年齢層の方が通っており、中でも40代以降の生徒数が多いのが特徴です。
うち、平成28年度の入学者数は公立で467人、私立で2,552人、合計で3,019人。
全国47都道府県で比較すると生徒数で8番目、入学者数では5番目と私立の入学者数が多く、全国の中でも沖縄県の通信制高校の生徒数はかなり多い県と言えます。
沖縄県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での沖縄県の中学校の不登校者数は1,658人。
1,000人あたりの不登校生数は33.0人、この数字は全国で3番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、平均値よりも大幅に上回っており、不登校発生の状況としては全国的に見て、かなり多い県と言えるでしょう。
沖縄県では、こうした不登校生徒の未然防止策として、国立教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センターの調査・提案に基づいた「不登校への初期対応、未然防止-高等学校の取組-」のリーフレットを作成し、不登校改善に向けて活用しています。
不登校への初期対応、未然防止-高等学校の取組-
- 未然防止(健全育成)「魅力ある学校づくり」に取り組む
- 「不登校相当」という指標を設定し、「初期対応」
- 不登校の未然防止に向けた具体的な取組
- 不登校・登校しぶりの生徒への支援策
- 不登校の時期や状況に応じた取り組みについて
沖縄県における不登校生徒の増加を危惧し、未然防止に向けた具体的な取り組みとして、生徒の異変にいち早く気づき、早期発見・早期対応の初期対応が最も重要とした上で、生徒の基本的情報の収集・対人関係への配慮・チームによる迅速な対応を図ることが重要と示しています。
沖縄県の不登校問題 相談窓口
沖縄県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
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沖縄県中央児童相談所 | 【電話】098-886-2900 【Fax】098-886-6531 |
・18歳未満の子ども、保護者 ・月~金 9:00~11:00 / 13:00~16:00 |
いじめ・不登校・性格行動上の問題やしつけ・非行や問題行動に関する相談 |
子ども若者みらい相談プラザsorae | 【電話】098-943-5335 【Fax】098-943-5475 【E-mail】soudan@sorae.okinawa |
・児童生徒、保護者 ・10:00〜18:00 (月・日・祝日・年末年始を除く) |
ニート、ひきこもり、不登校など、子ども・若者が抱える悩み相談 |
教育相談研究室 【県立総合教育センター】 |
098-933-7537 ※教育相談専用ダイヤル |
・小学生、中学生、高校生、保護者、教育関係者 ・月~金 9:00~17:00 (祝祭日を除く) |
不登校、いじめ、金銭せびり、暴力、非行など関する電話・来所による相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
沖縄県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは沖縄県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。