山形の通信制高校に関する情報
山形県の通信制高校
山形県にある通信制高校は、下記の通りです。
山形県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
山形県立霞城学園高等学校 | 〒990-8550 山形県山形市城南町1-1-1 |
山形県立鶴岡南高等学校 | 〒997-0037 山形県鶴岡市若葉町26-31 |
和順館高等学校 | 〒998-0025 山形県酒田市南千日町4番50号 |
山形県の通信制高校は、県東部の山形市に1校と、県西部の鶴岡市・酒田市にそれぞれ1校ずつあります。西部にある鶴岡南高等学校は全日制と通信制が併置されています。また、和順館高等学校の出願資格は山形県と秋田県の在住者に限られています。
山形県南部に通信制高校はありません。通学に関しては、山形県南部の方は、県東部の学校へ、県中央部から北部にかけてお住まいの方は、通学距離や校風などを考慮し、3校の中から選択することができるでしょう。
山形県の通信制高校の状況
山形県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、山形県内の通信制
高校の生徒数は公立高校で1,176人、私立高校で66人、合計で1,242人の生徒が通信制高校に所属しています。
うち、平成28年度の入学者数は公立高校で143人、私立高校で13人、合計で156人です。
全国47都道府県で比較すると生徒数で37番目、入学者数では40番目と、通信制高校の生徒数は少ない県と言えます。また、山形県の高校の全生徒数を見ても、年々減少しつつあります。
山形県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での山形県の中学校の不登校者数は701人。
1,000人あたりの不登校生数は22.2人、この数字は全国で44番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、平均値と比較して下回っており、不登校発生の状況としては全国の中でもかなり少ない県と言えます。
山形県では、こうした不登校生徒への対策プランとして、「新プランと不登校総合対策」を県内全ての教職員に配布し、生徒への指導資料として活用しています。
新プランと不登校総合対策
- 別室登校生徒学習支援教員の効果的な活用
- 子ども理解を基本とした日常の生徒指導
- 悩める子どもへの支援が確実に実施される体制
- スクールカウンセラー等教育相談員の効果的な活用
個々に応じた適切な指導をするべく少人数学級編制をすることにより、全教職員がより深く一人一人の子どもの状況を正確に理解することに努めると共に、特別な支援が必要な児童には学校全体で支え、スクールカウンセラーや教育相談員等を有効に活用しながら、組織で対応することが重要と提言しています。
山形県の不登校問題 相談窓口
山形県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
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教育相談専用ダイヤル 【県教育センター】 |
023-654-8181 【E-mail】non-ijime@pref.yamagata.jp |
・児童生徒 ・月~金 8:30~20:30 ・土、日、祝日 8:30~17:30 |
いじめ、不登校、学習、進路、問題行動、しつけ、心身の発達など教育に関する相談 |
いじめ相談専用ダイヤル 【県教育センター】 |
023-654-8383 【E-mail】non-ijime@pref.yamagata.jp |
・児童生徒 ・月~日 24時間 |
いじめ、不登校、学習、進路、問題行動、しつけ、心身の発達など教育に関する相談 |
ぷらっとほーむ 【山形県村山総合支庁】 |
023-664-2275 | ・児童生徒 ・水~土 13:00~17:00 |
不登校やひきこもり等に悩んでいる方の相談 |
特定非営利活動法人オープンハウスこんぺいとう | 080-3144-3009 | 月~金 13:00~18:00 毎月第1・3日曜を除く(翌月曜は休み) |
不登校やひきこもり等に悩んでいる方の相談 |
特定非営利活動法人With優 | 0238-33-9137 【E-mail】share_love_future@yahoo.co.jp |
・児童生徒 ・月~土 9:00~17:00 |
不登校やひきこもり等に悩んでいる方の相談 |
特定非営利活動法人から・ころセンター | 0238-21-6436 | ・児童生徒 ・月~金 9:00~18:00 (毎月第3日曜 11:00~15:00) |
不登校やひきこもり等に悩んでいる方の相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
山形県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは山形県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。