岩手の通信制高校に関する情報
岩手県の通信制高校
岩手県にある通信制高校は、下記の通りです。
岩手県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
一関学院高等学校 | 〒021-0871 岩手県一関市八幡町5番24号 |
岩手県立杜陵高等学校 | 〒020-8543 岩手県盛岡市上田二丁目3番1号 |
岩手県立杜陵高等学校奥州校 | 〒023-0816 岩手県奥州市水沢区西町3-20 |
盛岡中央高等学校 | 〒020-0122 岩手県盛岡市みたけ4丁目26‐1 |
岩手県の通信制高校は、県北西部の盛岡市に2校のほか、南部の一関市・奥州市に1校ずつあります。南部にある岩手県立杜陵高等学校奥州校は、2009年に、盛岡市にある岩手県立杜陵高等学校の分校として開校しました。
岩手県の東部には通信高校がないため、通学に関しては、県北東部にお住まいの方は、盛岡市の学校へ、県南東部にお住まいの方は、交通手段や校風などを踏まえて、一関市・奥州市にある2校のどちらかを選ぶことになるでしょう。私立の2校は全日制と併置されています。
岩手県の通信制高校の状況
岩手県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)に基づく、岩手県内の通信制
高校の生徒数は公立で956人、私立で587人、合計で1,543人の生徒が通信制高校に所属しています。
うち、平成28年度の入学者数は公立で80人、私立で129人、合計で209人。
全国47都道府県のランキングで見てみると生徒数で34番目、入学者数では36番目と、通信制高校の生徒数は少ない県と言えます。他県に比べて岩手県の通信制高校の数が少ないことが理由の1つと考えられるでしょう。
岩手県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」に基づく、平成27年10月時点での岩手県の中学校の不登校者数は834人。
1,000人あたりの不登校生数は23.6人、この数字は全国で41番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては平均値よりもはるかに下回っており、全国的には少ない県と言えます。
岩手県では、こうした不登校生徒に対する学校不適応対策指導資料として「不登校対策:アセスメントに基づいた支援計画」を作成して、県内の全ての学校職員が一丸となり不登校の未然防止に努めています。
不登校対策:アセスメントに基づいた支援計画
- 情報の収集(情報把握)
- 情報の共有(状況理解)
- 情報の判断(対応方針の決定)
- 情報の検証(方針や対応の検討・修正)
岩手県における不登校児童生徒の発生を未然に防ぐためには、教職員の役割分担を明確に行い、子どもや保護者との関わりを深くもちながら現状をしっかりと理解した上で、他機関との連携を図ると共に、常にアセスメント(問題の背景・原因の見立て)の視点をもって指導・支援計画を立てながら評価を行うことが重要と提議しています。
岩手県の不登校問題 相談窓口
岩手県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
---|---|---|---|
子どもの人権110番 | 0120-007-110 | ・児童生徒 ・月~金 8:30~17:15 |
いじめや体罰、不登校や親による虐待など子どもの人権についての相談 |
チャイルドライン | 0120-99-7777 | ・18歳までの子ども ・月~土 16:00~21:00 |
悩み、不安なことなど、18歳までの子どもからのあらゆる相談 |
ふれあい電話 | 0198-27-2331 | 月~金 9:00~17:00 | 学校生活についての相談 |
岩手県ひきこもり支援センター | 019-629-9617 | 月~金 9:00~16:00 | ひきこもりについての相談 |
ポランの広場 【青少年自立支援センター】 |
019-605-8632 | ・児童生徒、保護者 ・火、金、土 10:00~16:00 |
不登校、ひきこもりについての相談 |
青少年なやみ相談室 | 019-606-1722 【E-mail】nayami@aiina.jp |
9:00~16:00 (月曜日・木曜日 9:00~20:00) |
学校に関する悩みなど青少年全般に関する相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
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このページでは岩手県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。