奈良の通信制高校に関する情報

奈良県の通信制高校

奈良県にある通信制高校は、下記の通りです。

奈良県の通信制高校 一覧

奈良県の通信制高校は、県北部の天理市・奈良市・大和郡山市に1校ずつの他、宇陀市に1校と、奈良県の北部に多く集中。奈良女子高等学校は、2014年に通信制課程が開設され、西日本・奈良県で唯一の女子のみを対象とした通信制高校です。

奈良県の南部には通信制高校がないため、通学の際の距離を考慮すると、奈良県南部にお住まいの方は、中央部にある宇陀市の学校へ足を運ぶことになるでしょう。奈良県内の通信制の生徒の多くは、2009年に開校した飛鳥未来高等学校に通学しています。

奈良県の通信制高校の状況

奈良県の通信制高校の生徒数

文部科学省が実施する学校基本調査（平成28年度）によると、奈良県内の通信制
高校の生徒数は公立で257人、私立で4,195人、合計で4,452人の生徒が通信制高校に所属しています。生徒の多くが私立の通信制高校に通学しているのが特徴と言えます。

うち、平成28年度の入学者数は公立で94人、私立で1,357人、合計で1,451人。

全国47都道府県で比較すると生徒数で12番目、入学者数では9番目と、全国の中でも上位のランキングで通信制高校の生徒数は多い県と言えます。

奈良県の不登校者数と不登校への対策

文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での奈良県の中学校の不登校者数は1,094人。

1,000人あたりの不登校生数は27.4人、この数字は全国で24番目にあたります。

全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては全国的にはやや少なめの県と言えます。

奈良県では、不登校対策委員会を立ちあげ、こうした不登校生徒への支援の手引きとなる「不登校支援のしるべ」を作成し、奈良県の教職員に配布しています。

不登校支援のしるべ

1. 不登校 ～ 初 期 ～
2. 不登校 ～ 中 期 ～
3. 不登校 ～ 回復期 ～
4. 不登校理解
5. 不登校児童生徒への支援
6. 不登校の未然防止

知力・体力・忍耐力を身に付けて、正々堂々と生きる子どもを育てるために、不登校生徒の現状をそのまま受け入れながら、教師と子どもの信頼関係を構築することを基本的な対応とした上で、担任1人ではなく、学校教育相談コーディネーターなどの専門家を交えたチームでの支援を行う事を具体的な対策として提言しています。また。先生方が自信を持って対応していけるように指導力向上のための取り組みを積極的に行っています。

奈良県の不登校問題 相談窓口

奈良県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。

不登校問題における通信制高校の役割

不登校の生徒数は増加傾向

全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。

不登校の定義と問題点

「平成15年3月　不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。

• 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
• 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」

社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。

不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割

通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。

通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。

奈良県の通信制高校、まずは資料請求を！

このページでは奈良県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。

不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。