静岡の通信制高校に関する情報
静岡県の通信制高校
静岡県にある通信制高校は、下記の通りです。
静岡県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
キラリ高等学校 | 〒421-0304 静岡県榛原郡吉田町神戸726-4 |
静岡県立静岡中央高等学校 | 〒420-8502 静岡県静岡市葵区城北二丁目29番1号 |
煌心高等学院 | 〒410-0047 静岡県沼津市庄栄町9-22 |
静岡県の通信制高校は、県南部にある静岡市・榛原郡に1校ずつ、県東部にある沼津市に1校あります。南部にあるキラリ高等学校は、静岡県の構造改革教育特区に基づき、総合予備校の株式会社クラ・ゼミが創設しました。
静岡県の北部・西部に通信高校はありません。通学に関しては、県北部・西部にお住まいの方は、南部にある2校のどちらかを選ぶこととなるでしょう。東部にある煌心高等学院は通信制高校・サポート校で、沼津の本校と御殿場校があります。
静岡県の通信制高校の状況
静岡県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、静岡県内の通信制
高校の生徒数は公立で1,345人、私立で737人、合計で2,082人の生徒が通信制高校に所属しています。男女別で比較してみると、男子が972人、女子が1,110人と女子の方が少し多いのが特徴の1つです。
うち、平成28年度の入学者数は公立で255人、私立で194人、合計で449人。
全国47都道府県で比較すると生徒数で25番目、入学者数では27番目と、比較的、通信制高校の生徒数は少ない県と言えます。静岡県には広域の通信制高校のキャンパスが数多くあります。
静岡県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での静岡県の中学校の不登校者数は3,261人。
1,000人あたりの不登校生数は31.1人、この数字は全国で7番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては全国的にはやや多い県と言えます。
静岡県では、不登校生徒への対応や未然防止のために、学校における教育相談の充実を図るべく、「スクールカウンセラーの効果的活用 Q&A~学校の教育相談機能を高めるために~」を掲げています。
スクールカウンセラーの効果的活用 Q&A~学校の教育相談機能を高めるために~
- 配置のねらい
- スクールカウンセラーの専門性
- 活用の効果
- スクールカウンセラーの業務
- 着任日の対応
- スクールカウンセラーの周知
- 活用の留意点
- 校内の教育相談体制の組織化
- スクールカウンセラー担当者の連携
- スクールカウンセラーの1日
- 相談室の運営
- スクールカウンセラーを活用した校内研修
- スクールカウンセラーを活用した小中連携
- 関係機関との連携
- 業務遂行上の注意点
- 重篤な事故・事件発生時の緊急支援
- 市町教育委員会の支援
静岡県における不登校生徒の増加を憂慮し、スクールカウンセラーを配置することにより教育相談機能を高め、不登校の未然防止や早期発見・対応に取り組むと共に、教職員が的確な生徒指導を行うことができるように、指導力向上のための対策を図っています。
静岡県の不登校問題 相談窓口
静岡県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
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教育相談 【静岡県総合教育センター】 |
0537-24-9738 | ・児童生徒、保護者、教職員 ・月~金 9:00~17:00 |
不登校、非行などの学校生活や家庭教育、また子どもの心に関する相談 |
ハロー電話「ともしび」 | ・沼津 055-931-8686 ・静岡 054-289-8686 ・掛川 0537-24-8686 ・浜松 053-471-8686 |
・青少年、保護者 ・月~金 9:00~17:00 (12/29 – 1/3を除く) |
青少年からの様々な悩み相談、保護者からのいじめ、不登校、非行などの教育相談 |
面接相談 | 0537-24-9738 | ・沼津会場 / 毎週金曜日 9:00~16:00 ・掛川会場 / 月~金 9:00~17:00 (12月29日~1月3日を除く) |
不登校・非行など子どもの心と教育全般に関する相談 |
24時間子供SOSダイヤル | 0120-0-78310 | ・子ども、保護者 ・月~日 24時間 |
いじめ・不登校などあらゆる子供の悩み相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
静岡県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは静岡県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。