長崎の通信制高校に関する情報
長崎県の通信制高校
長崎県にある通信制高校は、下記の通りです。
長崎県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
こころ未来高等学校 | 〒850-0822 長崎県長崎市愛宕三丁目19番23号 |
長崎県立佐世保中央高等学校 | 〒857-0017 長崎県佐世保市梅田町10番14号 |
長崎県立鳴滝高等学校 | 〒850-0011 長崎県長崎市鳴滝一丁目4番1号 |
長崎県の通信制高校は、県南部にある長崎市の2校の他、県北部にある佐世保市に1校あります。南部にあるこころ未来高等学校は、長崎県では初めて私立の広域通信制高校として、2016年4月に開校しました。
長崎県の東西および中央部に通信制高校はありません。長崎県には小さな島が多くあるため、西部・東部・中央部にお住まいの方は、交通手段を重視して、3校の中から選ぶと良いでしょう。公立の2校には、定時制課程と通信制課程が併置されています。
長崎県の通信制高校の状況
長崎県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、長崎県内の通信制
高校の生徒数は公立で1,387人、私立で182人、合計で1,569人の生徒が通信制高校に所属しています。私立の通信制高校は2016年に開校したばかりなので、今後、生徒数が増加することが予想されます。
うち、平成28年度の入学者数は公立で217人、私立で182人、合計で399人。
全国47都道府県で比較すると生徒数で33番目、入学者数では29番目と、比較的、通信制高校の生徒数は少ない県と言えます。
長崎県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での長崎県の中学校の不登校者数は1,132人。
1,000人あたりの不登校生数は28.6人、この数字は全国で17番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては平均値よりやや上回っており、全国と比較して若干多めの県と言えます。
長崎県では、教職員が不登校児童生徒に寄り添いながら生徒指導にあたるための指導マニュアルとして、「学校と関係機関との連携マニュアル」を作成して、チームとして対応する指導体制を整えています。
学校と関係機関との連携マニュアル
- 学校が関係機関と連携するために
- 関係機関との連携・協働
- 資料編
不登校児童生徒数が年々増加しているなど、憂慮すべき状況から脱却すべく、児童生徒の正確な状況把握、関係機関などとの密な連携、学校としての組織的な対応や教育委員会との連携など、チームで適切な対応を継続していくことを基本的な対応とした上で、特に不登校児童に対するきめ細かく柔軟な対応と魅力ある学校・学級づくりを行うことを具体的な対策として提言しています。
長崎県の不登校問題 相談窓口
長崎県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
---|---|---|---|
親子ホットライン 【教育庁】 |
0120-72-5311 | ・児童生徒、保護者 ・月~金 9:00~20:50 |
いじめ、不登校、障害のある子どもの教育問題、家庭教育やしつけ・学校教育に関する相談 |
いじめ相談ホットライン 【教育庁】 |
0570-078310 | ・児童生徒、保護者 ・月~日 24時間 |
いじめにかかわる児童・生徒の諸問題等に関する相談 |
子ども・若者総合相談センター「ゆめおす」 | 【電話】095-824-6325 【Fax】095-824-6400 【E-mail】yumeosu@n-kodomo-wakamono.jp |
・児童生徒、保護者 ・月・火・水・金・土の10:00~18:00 ※電話相談は22:00まで (木、日、祝日、年末年始を除く) |
不登校やひきこもりなど、社会生活を円滑に営む上で様々な問題や悩みの相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
長崎県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは長崎県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。