福島の通信制高校ランキング

福島の通信制高校に関する情報

福島県の通信制高校

福島県にある通信制高校は、下記の通りです。

福島県の通信制高校 一覧

校名 住所
福島県立郡山萌世高等学校 〒963-8002 福島県郡山市駅前二丁目11番1号
尚志高等学校 〒960-8061 福島県福島市五月町3-11
聖光学院高等学校 〒960-0486 福島県伊達市六角3
大智学園高等学校 〒979-1201 福島県双葉郡川内村大字上川内字町分143
東日本国際大学附属昌平中学・高等学校 〒970-8011 福島県いわき市平上片寄字上ノ内152

福島県の通信制高校は、県中央部にある郡山市に公立校1校と、福島市・伊達市・双葉郡・いわき市に1校ずつにあり、県北東部に集中。東部にある大智学園高等学校は、2006年、「川内村教育特区」に基づき、川内村旧第二小学校の校舎を利用する形で開校しました。

福島県の西部・南部には通信制高校がないため、通学の際、県西部にお住まいの方は、県中央部にある福島県立郡山萌世高等学校へ、県南部にお住まいの方は、全日制と併置されている東日本国際大学附属昌平中学・高等学校まで足を運ぶことになるでしょう。

福島県の通信制高校の状況

福島県の通信制高校の生徒数

文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、福島県内の通信制
高校の生徒数は公立で1,706人、私立で2,060人、合計で3,766人の生徒が通信制高校に所属しています。

うち、平成28年度の入学者数は公立で156人、私立で636人、合計で792人。

全国47都道府県で比較すると生徒数で15番目、入学者数では15番目と、公立高校が1校しかないため、私立高校への入学者数が多いという特徴があり、通信制高校全体を見ても生徒数は多い県と言えます。

福島県の不登校者数と不登校への対策

文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での福島県の中学校の不登校者数は1,553人。

1,000人あたりの不登校生数は28.3人、この数字は全国で27番目にあたります。

全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては、全国の中で平均的な県と言えるでしょう。

福島県では、こうした不登校生徒への対応姿勢として、「豊かな学校生活のために ~チームで切れ目のない援助を~」を作成し、児童生徒の援助や教育相談の資料として活用されています。

豊かな学校生活のために ~チームで切れ目のない援助を~

  1. 本県の状況について
  2. 援助の基本的な考え方と進め方
  3. 不登校対応は、はじめの1週間がカギ
  4. 困っている児童生徒をチームで援助
  5. 「理解シート」「援助チームシート」の作成
  6. 「援助チームシート」作成のポイント
  7. 「できる援助」で継続援助を
  8. 学習支援と学習機会の確保を

東日本大震災や原子力発電所事故による環境の変化などもあり、福島県における不登校児童生徒の発生数が増え続けていることを受け、コーディネーター役の教員、悩みを抱えている児童生徒の保護者、SC、SSW、関係する各機関等との連携を図るなど、対応できる教育相談体制をより充実させて、必要な援助を組織的に、効果的に行うことが不登校の予防や未然防止に向けた取り組みとして重要と提言しています。

福島県の不登校問題 相談窓口

福島県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。

窓口 電話番号 対象、受付時間帯 詳細
ふくしま24時間子どもSOS 0120-916-024 ・児童生徒
・月~日 24時間
子どものいじめ問題等に関する悩み相談
ダイヤルSOS
【福島県教育センター】
0120-453-141 ・児童生徒、保護者
・電話相談
月~金 10:00~17:00

・来所相談
月、水、金 13:15~14:45/15:00~16:30
いじめ・不登校・体罰などの学校教育全般に関する相談
ヤングテレホンコーナー
【福島県警察本部県民サービス課内】
024-526-1189 ・児童生徒、保護者
・月~金 9:00~17:00
家庭、学校、友人関係など青少年の思春期の悩みや子どもの非行問題などに関する相談

不登校問題における通信制高校の役割

不登校の生徒数は増加傾向

全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。

不登校の定義と問題点

「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。

  • 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
  • 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」

社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。

不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割

通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。

通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。

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