鳥取の通信制高校に関する情報

鳥取県の通信制高校

鳥取県にある通信制高校は、下記の通りです。

鳥取県の通信制高校 一覧

鳥取県の通信制高校は、東部の鳥取市に1校、中部の湯梨浜町に1校、北西部の米子市に1校があります。鳥取緑風高等学校、米子白鳳高等学校はともに、廃校になった学校の跡地を再利用する形で開校しました。

通学に関しては、距離を考えると、県南西部にお住まいの方は米子白鳳高等学校へ、県南東部にお住まいの方は鳥取緑風高等学校へ足を運ぶことになると思われますが、中央部にお住まいの方は、校風などを考慮し3校のいずれかを選ぶことができるでしょう。

鳥取県の通信制高校の状況

鳥取県の通信制高校の生徒数

文部科学省が実施する学校基本調査（平成28年度）によると、鳥取県内の通信制
高校の生徒数は公立で290人、私立で17人、合計で307人の生徒が通信制高校に所属しています。

うち、平成28年度の入学者数は公立で65人、私立で9人、合計で74人。

全国47都道府県で比較すると生徒数で47番目、入学者数では44番目と、通信制高校の生徒数は少ない県と言えます。

鳥取県の不登校者数と不登校への対策

文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での鳥取県の中学校の不登校者数は434人。

1,000人あたりの不登校生数は26.9人、この数字は全国で31番目にあたります。

全国平均が1,000人あたり28.3人なので、不登校発生の状況としては全国的にはやや少なめという程度です。

鳥取県では、こうした不登校生徒への理解・支援のための資料として、「あした、また学校で３」を作成し、県内の小・中・高等学校・特別支援学校の教職員に配布しています。

あした、また学校で３

1. 不登校とは
2. 未然防止（特定の児童生徒を想定せず，すべての児童生徒を対象とした取組）
3. 初期対応（休みそうな児童生徒や休み始めた児童生徒に行う個別対応）
4. 自立支援（不登校の児童生徒への個別支援と配慮すべき事項）
5. スクールカウンセラーの役割
6. 不登校の理解のために

将来の社会的自立のためには、集団の中で生きることが発達課題になるとした上で、一人一人を大切にしつつも良い集団づくりをすることが、その中でより個性を高めることができると言えます。不登校の対応だけに囚われるのではなく、すべての子どもが生き生きと活動できる学校・学級づくりを行うことを提言しています。

鳥取県の不登校問題 相談窓口

鳥取県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。

不登校問題における通信制高校の役割

不登校の生徒数は増加傾向

全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。

不登校の定義と問題点

「平成15年3月　不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。

• 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
• 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」

社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。

不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割

通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。

通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。

鳥取県の通信制高校、まずは資料請求を！

このページでは鳥取県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。

不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。