大分の通信制高校に関する情報
大分県の通信制高校
大分県にある通信制高校は、下記の通りです。
大分県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
大分県立爽風館高等学校 | 〒870-0835 大分県大分市上野丘1-11-14 |
藤蔭高等学校 | 〒877-0026 大分県日田市田島本町5番41号 |
府内高等学校 | 〒870-0839 大分県大分市金池南一丁目8番5号 |
明豊中学校・高等学校 | 〒874-0903 大分県別府市野口原3088番地 |
大分県の通信制高校は、県東部の大分市に2校、別府市に1校の他、北西部の日田市に1校と、大分県の東西に多く集中。東部にある府内高等学校は、大分県で唯一の単独通信制(広域通信制)高等学校です。
大分県南部に通信制高校はありません。通学に関しては、距離を考えると、県南西部にお住まいの方は藤蔭高等学校へ、県南東部にお住まいの方は大分市・別府市にある3校の中から選ぶことになるでしょう。藤蔭高等学校の通信制課程は平成19年に開設されました。
大分県の通信制高校の状況
大分県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、大分県内の通信制
高校の生徒数は公立で729人、私立で288人、合計で1,017人の生徒が通信制高校に所属しています。
うち、平成28年度の入学者数は公立で125人、私立で75人、合計で200人。
全国47都道府県順位は、生徒数で39番目、入学者数では37番目と、大分県の通信制高校の生徒数は全国と比較してみてもやや少ない県と言うことができます。
大分県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での大分県の中学校の不登校者数は885人。
1,000人あたりの不登校生数は28.0人、この数字は全国47都道府県で比較すると23番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、大分県の不登校発生の状況としては全国的に見て若干少なめという程度です。
大分県では、こうした不登校児童生徒の早期解決・未然防止のために、不登校対応マニュアル「不登校問題対応マニュアル ~子どもたちの健やかな成長のために~」を作成し、大分県内の小・中・高等学校及び特別支援学校の全教職員に配布しています。
不登校問題対応マニュアル ~子どもたちの健やかな成長のために~
- 不登校の現状
- 不登校の対応
- 不登校の解決支援に向けて
- 不登校の未然防止のために
- 地域不登校防止推進教員
- 教育支援センター等の活用
- 学校・SC・SSWとの連携
- 不登校の相談窓口
大分県内の不登校児童生徒数の高止まり状態を回避すべく、地域不登校防止推進教員を含め、学校全体の組織で対応をすると同時に、不登校初期の児童生徒を対象とした「治療的予防」ではなく、全ての児童生徒を対象とした「教育的予防」による未然防止に向けた取り組みを行うことを対策案として掲げています。
大分県の不登校問題 相談窓口
大分県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
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大分県教育センター教育相談部 | ・097-503-8987 ・097-569-0829 【E-mail】oita-edu-c.soudan@pref.oita.lg.jp |
・保護者、教職員 ・月曜日~金曜日 9:00~12:00/13:00~17:00 |
いじめ、不登校、進路・適性、日常の諸問題などについての相談 |
中津教育事務所 | 0979-25-2212 | いじめ、不登校、子育てや学校での教育に関する悩み相談 | |
別府教育事務所 | 0977-67-6396 | いじめ、不登校、子育てや学校での教育に関する悩み相談 | |
大分教育事務所 | 097-506-5926 | いじめ、不登校、子育てや学校での教育に関する悩み相談 | |
佐伯教育事務所 | 0972-22-1818 | いじめ、不登校、子育てや学校での教育に関する悩み相談 | |
竹田教育事務所 | 0974-63-2189 | いじめ、不登校、子育てや学校での教育に関する悩み相談 | |
日田教育事務所 | 0973-23-7631 | いじめ、不登校、子育てや学校での教育に関する悩み相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
大分県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは大分県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。