通信制高校《卒業》ランキング
入学したからには卒業できることが第一条件
通信制高校に通う生徒は「全日制高校を選ばなかった」なんらかの事情をみんな抱えています。
- 働きながら進学したい
- 自分のペースで勉強したい
- 他に打ち込みたいことがある
- 既に将来の目標が決まっている
- 集団行動が苦手
抱えている事情はみんなそれぞれ違いますが、通信制高校を選ぶには通信制高校を選んだなんらかの理由があるのです。そう言った様々な理由を抱えてまで入学するのですから「高卒の資格を取得して卒業する」という目標は当たり前の条件。入学したのに卒業しなくていいなんて考えている人なんているわけがありません。
通信制は全日制より卒業が難しい!?
みなさんは通信生高校と聞いてまず第一にどんなことをイメージされるでしょうか?「自由」「毎日通学しなくていいから楽そう」「勉強が簡単そう」「入学できれば卒業できる」…といったイメージを思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか?
確かに通信制高校は自由です。学校側から出されるレポート内容によって自分で学習スケジュールを組み立て、自分のペースで勉強に臨むことができます。そして、通信制ですから通学するもしないもコース選択によって自由に選ぶことができます。学校によっては好きな時に来て、好きなタイミングで帰ってもいいというところもあります。制服を用意している学校もありますが、着用するもしないも自分次第。学校行事やイベントごとへの参加も強制ではなく自由参加です。
…と並べてみると、「通信制高校はなんて自由なんだろう」と思われるかもしれませんが「自由を維持し、卒業までこぎつけるには並大抵以上の努力が必要」とされます。
自由と言っても自由に卒業していいわけではない
まずは、学習スケジュールの管理。レポートの期限内提出は卒業の条件にもなってきますから怠けていてはもちろん卒業することができません。「今日は疲れたから明日…」「見たいテレビがあるから後で…」なんてことを繰り返していると、提出期限に間に合わず卒業にも影響を与えてしまいます。自分のペースで勉強できるということは、学習スケジュールを自分で管理しなければならないということ。つまり、自分の管理能力が十分でないとレポート提出に間に合わない…という事態が起きてしまうのです。
勉強する内容についても、高卒の資格を取得するための勉強なのですから、一般高校の勉強レベルと遜色ありません。
つまり、卒業できるか否かは自分の自己管理の徹底度合いと意識の高さにかかっていると言えるわけです。そう言った意味ではもしかしたら全日制の高校よりも卒業するための道のりは困難と言えるかもしれませんね。
生徒を卒業に導くためのサポート体制
前述したように、通信制高校を卒業するためには自己管理能力、そして、絶対に卒業するぞという明確な意思が必要とされます。しかし、生徒の中にはスケジュール管理が苦手な人や苦手教科の壁にぶち当たりレポート提出がスムーズにできない人がいるのもまた事実。そんな不安や壁を取っ払ってくれるのが、通信制高校に在籍する講師陣です。
通信制高校の特色のひとつとして、全日制高校より圧倒的に生徒数が少ないということが挙げられます。つまり、生徒一人ひとりに気を配り目をかけることができるということですね。多くの通信制高校では生徒の状況を把握し、一人ひとりに最適な学習プランの提案を行い、一緒に卒業を目指すという教育方針を掲げています。
充実のサポート体制で勉強の負担を軽減
極端な話し、中学レベルの勉強でつまずいてった生徒には、その生徒のレベルに合わせた勉強から始め、自力でレポートを完成させられるようになるまで徹底的にサポートしたり、今の状況に不安を抱えている生徒や将来に不安を抱えている生徒を少しでも安心させるために、専属のカウンセラーを常駐させている学校もあります。
ひとりではなかなか思うように進められないことでも、サポート体制の整った学校であれば、一人きりで悩むことなく、卒業まで手厚いサポートを受けることができるのです。やはりこれは少人数制の通信高校であるが故できること。何十人もの生徒をひとりで受け持つ、全日制高校の担任の先生にはできないことだと思います。
卒業に対する達成感もひとしお
いくら講師がサポートしてくれるからといっても、レポートをクリアし、テストをクリアして卒業までたどり着くのは「自分の努力」以外の何物でもありません。なので、通信制高校を卒業する際はその達成感もひとしおです。
大変な時期もきっと多かったことでしょう。不安に押しつぶされそうになったことも数知れずあったかもしれません。しかし、それを乗り越えて卒業できた時の喜びはきっとかけがえのない人生の宝物。卒業して進学する人も社会へ出る人も、行く道はそれぞれですが、頑張ったこと、努力の証は卒業後の支えとなります。
卒業はその後の人生をより豊かなものにする新たなスタート。気持ちよく、スタートを切るためにも、自分に合った学校を選び、有意義な学校生活を送っていただきたいと切に願います。