鹿児島の通信制高校に関する情報
鹿児島県の通信制高校
鹿児島県にある通信制高校は、下記の通りです。
鹿児島県の通信制高校 一覧
校名 | 住所 |
---|---|
鹿児島県立開陽高等学校 | 〒891-0117 鹿児島県鹿児島市西谷山一丁目2番1号 |
鹿児島実業高等学校 | 〒891-0180 鹿児島県鹿児島市五ヶ別府町3591番3号 |
屋久島おおぞら高等学校 | 〒891-4406 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内34-2 |
鹿児島県の通信制高校は、県南西部の鹿児島市に2校の他、南部にある屋久島に1校と、鹿児島県の南部に集中。屋久島にある屋久島おおぞら高等学校は、通学するはことなく、年に1回の屋久島スクーリングを実施しています。
鹿児島県の南部以外に通信制高校がないため、県内にお住まいの方は、鹿児島市にある2校および屋久島にある1校のいずれかから選ぶことになるでしょう。鹿児島県立開陽高等学校と鹿児島実業高等学校は、全日制・定時制課程などと併置されています。
鹿児島県の通信制高校の状況
鹿児島県の通信制高校の生徒数
文部科学省が実施する学校基本調査(平成28年度)によると、鹿児島県内の通信制
高校の生徒数は公立で1,452人、私立で7,141人、合計で8,593人の生徒が通信制高校に所属しています。
うち、平成28年度の入学者数は公立で381人、私立で2,080人、合計で2,461人。
全国47都道府県で比較すると生徒数で5番目、入学者数では6番目と、通信制高校の生徒数はかなり多い県と言えます。鹿児島県はとても広く離島が多いため、県内に数多くの協力校がありスクーリングを受けることができることから、通信制高校に所属する生徒数が多いと思われます。
鹿児島県の不登校者数と不登校への対策
文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、平成27年10月時点での鹿児島県の中学校の不登校者数は1,490人。
1,000人あたりの不登校生数は31.1人、この数字は全国で8番目にあたります。
全国平均が1,000人あたり28.3人なので、平均値を上回っており、不登校発生の状況としては全国的に見て多い県と言えます。
鹿児島県では、こうした不登校生徒の学校復帰を目指した支援対策として「不登校対策の視点~未然防止と初期対応を中心に~」を作成し、教職員の不登校対策の指導材料として活用しています。
不登校対策の視点~未然防止と初期対応を中心に~
- 深い子ども理解
- 居場所づくり・絆づくり
- 幼小中高連携
- 保護者理解(保護者との連携)
- 実効性のある組織づくり
- 職員研修・事例研修
- 関係機関等との連携
鹿児島県の不登校生徒数が全国の中でも多い状況を受け、不登校の未然防止と早期対応を重点に置きながら、子ども・保護者の理解を深めると共に、子どもはもちろん、保護者や職員全ての人が生き生きと活動できる学校・学級づくりを行うことが大切と提唱しています。
鹿児島県の不登校問題 相談窓口
鹿児島県では、不登校の子を持つ保護者に向けて、下記のような相談窓口を開設しています。
窓口 | 電話番号 | 対象、受付時間帯 | 詳細 |
---|---|---|---|
南さつま子どもの家 | 0993-53-2262 | ・児童生徒、保護者 ・月~金 10:00~19:00 (土日は受付のみ) |
不登校・ひきこもりに関する相談 |
かごしま子ども・若者総合相談センター 【ひきこもり地域支援センター】 |
【電話】099-257-8230 【Fax】099-257-8231 【E-mail】soudan-center@hello.odn.ne.jp |
・児童生徒、保護者 ・火~日 10:00~17:00 (月曜日及び年末年始を除く) |
不登校、ひきこもり、ニート、フリーターなど社会生活を円滑に営む上での困難を有する子ども・若者に関する相談 |
かごしま教育ホットライン24 【鹿児島県総合教育センター】 |
・0120-783-574 (固定電話専用フリーダイヤル) ・099-294-2200 (通話料有料) ・0120-0-78310 (全国統一フリーダイヤル) |
・幼児、児童生徒、保護者、教職員 ・電話相談 ・月~日 24時間 ・来所相談 ・月~金 8:30~17:00 (祝日、年末年始を除く) |
いじめ、不登校など子供に関わる相談 |
不登校問題における通信制高校の役割
不登校の生徒数は増加傾向
全国の中学校における不登校の生徒数は、平成3年度には54,172人でした。この数字が、平成27年度には98,428人と、約1.8倍まで増加しています。
不登校の定義と問題点
「平成15年3月 不登校問題に関する調査研究協力者会議報告」の中で、不登校問題の解決目標と問題点を下記のように説明しています。
- 不登校の解決の目標は将来の「社会的自立」
- 不登校の問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
社会との接点を失い、受けるべき教育を受けられなくなること、そうした社会経験・学習機会の喪失が将来的な精神的および経済的自立に影響しうることは、不登校の生徒にとって共通する懸念です。
不登校生徒に対する通信制高校が持つ役割
通信制高校は、こうした懸念を持つ不登校生徒に対して、より生徒の個性に合わせた形で、社会経験・学習機会を与える役割を担っています。
通信制高校であれば、一人ひとりに合ったペースで学習を進めることができます。登校の必要がないため、生徒自身が自分の関心のあるスポーツや芸術といった分野に時間をあてることも可能です。ストレスやプレッシャーの少ない生活環境を保ったまま、高校卒業資格を取得し、将来の大学進学の道を開くことができます。
鹿児島県の通信制高校、まずは資料請求を!
このページでは鹿児島県で通学できる通信制高校を多数ご紹介しています。
不登校生徒が増大する社会状況も背景に、通信制高校のカリキュラム・プログラムも多様化しています。まずは、どんな学校があるのかをチェックし、気になる学校があれば、まずは資料請求してみることをお勧めします。