音楽を勉強したいなら通信制高校がおすすめの理由とは?
「音楽を仕事にしたい!」「将来は芸能界で活躍したい!」そんな夢を夢のままで終わらせないためには、通信制高校に進学するのもひとつの方法です。通信制高校をおすすめする理由としては、次のようなものがあります。
音楽について専門的に学ぶことができる!
音楽コースがある通信制高校ならば専攻によって、ピアノ、声楽、ヴァイオイリンなどの個人レッスンを受けることもできます。たとえば、午前中は学科の勉強、午後からはレッスンというようなカリキュラムになっているので、全日制高校よりも音楽に触れる時間を増やせるのは間違いありません。
音楽に力を入れている通信制高校ならば基本的にスタジオ完備ですが、なかには大ホールを備えている学校も!コンクールやコンサートに向けた練習をする際、実践さながらの音の響きを確かめることもでき、大変有意義です。
芸能コースが自慢の通信制高校もある!
音楽といっても、クラシックではなく、ヴォーカルやダンスに興味がある人もいるかもしれません。そういった場合は、芸能コースを設けている学校がおすすめです。音楽はもちろんのこと、演技、写真撮影の際のポージングなどを教えてもらうこともできます。
芸能プロダクションがかかわっている通信制高校もあり、実際に芸能界デビューを果たした卒業生もいます。その他、音楽ビジネスといった授業もあるので、将来はプロデューサーとして活躍したい人にも役立つでしょう。
音楽を学びながら高卒資格も取得できる!
音楽を勉強するならば、中学卒業後に専門学校に行くという道もあります。しかし、もし中退するようなことがあれば、最終学歴は中卒となってしまう可能性もゼロではありません。やはり、高等学校卒業資格取得のための準備と音楽の勉強が両立できる通信制高校の方が何かとおすすめと言えるでしょう。
また、音楽や芸能を志しながらも「やっぱり大学には行っておこうかな……」と、方向転換する日も来るかもしれません。そんな時でも、受験資格となる高卒資格を取得できる通信制高校ならば安心です。
音楽を学べる通信制高校といっても、その特長や形態はさまざまです。いくつかの学校を紹介しましょう。
ルネサンス高等学校のダブルスクールコースとは?
ルネサンス高等学校は高卒資格を取得する学習カリキュラムとあわせて、美容、語学、東洋医学などを学べるダブルスクールコースがあります。なかでも、音楽を学びたい人のための音楽コース、芸能コースとはどのようなものなのでしょうか。
音楽を学べるルネサンス高等学校の音楽コース
ルネサンス高等学校の音楽コースでは、国立音楽院とのダブルスクールができるようになっています。国立音楽院はピアノ演奏科、エレクトーン科、弦演奏科、和楽科などがあるので、さまざまな楽器の演奏技術を磨くことができるでしょう。
ユニークなのがヴァイオリン製作科、ギタークラフト・リペア科、管楽器リペア科、ドラムカスタマイザー科など、楽器の製作や修復について学べる学科も充実している点です。音楽業界の裏方として一生働ける特殊技術を習得したい人にもおすすめです。
芸能コースで音楽を学ぶことも可能
ルネサンス高等学校の芸能コースでは、大手芸能プロダクションによるタレント養成機関サンミュージック・アカデミーとのダブルスクールを実施。サンミュージック・アカデミーは7都道府県にキャンパスを持ち、東京都以外の地方在住者も全国どこからでも通学しやすくなっています。
基礎レッスン3ヶ月、実技レッスン9ヶ月を経て、2年目以降はより実践的なレッスンがスタートします。オーディションのチャンスもあるので、通信制高校在学中にデビューする人も!基礎から本格的な歌唱力を身に着けてデビューを目指してみてはいかがでしょうか。
成人率の高い通信制高校
じつは、通信制高校の生徒のほとんどは10代です。一度、社会人になってからの再入学となると肩身の狭い思いをすることも少なくありません。しかし、ルネサンス高等学校は7人に1人が20歳以上と、成人率が高いことが特長です。
とくに、ダブルスクールコースの国立音楽院やサンミュージック・アカデミーでは、ルネサンス高等学校の生徒以外の成人もたくさん通っています。年齢を気にすることなく、しっかりと音楽について学べる環境なのではないでしょうか。
音楽を仕事にしたいならばヒューマンキャンパス高等学校?
音楽の仕事は音響エンジニア、サウンドクリエイター、マネージャーなどさまざまな人によって支えられています。表舞台に立ちたいという人だけではなく、裏方でアーティストをサポートしたい人にもおすすめなのがヒューマンキャンパス高等学校専門コースミュージック科です。そのカリキュラムについて詳しく紹介しましょう。
音楽業界の「現場」を体験することを重視
ヒューマンキャンパス高等学校専門コースミュージック科では、実際にライブを実現する授業もあります。企画提案、アーティスト決定、担当決定、リハーサル、本番といった、ライブ一連の流れを体験することができるのです。
その他、アーティストのCD制作を実際に行うこともあります。CDを購入する人が激減してしまった今となっては、なかなか身に付けることができない技術です。もちろん、時代に即したインターネット配信についても学べるのは言うまでもありません。自分で作った楽曲をYouTubeにアップしたり、iTunesでリリースする方法などを勉強できるようになっています。
専門チャレンジコースからでもOKの通信制高校
音楽業界の仕事の流れなどについても学べる専門コースミュージック科は、週3~5日の登校日になっています。「そんなに学校に通えない」「音楽に向いてるかどうかわからないけど、とりあえずチャレンジしてみたい」そんな時には専門チャレンジコースを選択するのもひとつの方法です。
専門チャレンジコースならば登校日は週に1日からでもOK。「やってみたい」という気持ちを大事にしながら、無理なくトライすることができるようになっています。もし、よりしっかりと音楽について勉強したくなったら、途中から専門コースに変更することも可能です。
音楽を活かしてYouTurberになるためのコースも!
YouTubeではいわゆる「歌ってみた」系のコンテンツも人気ですが、プロのYouTuberになるためのコースがあるのもヒューマンキャンパス高等学校の特長と言えるでしょう。
ただ「歌ってみた」だけではなく、視聴者を増やすにはさまざまな工夫が必要です。視聴者を増やすにはどうすれば良いか、動画を配信しながら学んでいきます。上手く行けば収入を得ることもできるなど一石二鳥です。
クラシック音楽を勉強したいならば東京音楽芸術学園高等部?
東京音楽芸術学園はクラシック音楽に関する多彩なコースがあることが特長です。音大を目指すのにも東京音楽芸術学園高等部をおすすめするのは、次のような理由があります。
高等学校卒業資格を取得できる通信制高校
音大を受験するには演奏技術も必要ですが、それ以前に高等学校卒業資格がなければいけません。しかし、全日制高校に通いながらレッスン時間を確保するというのはなかなか大変なものです。
そこでおすすめしたいのが東京音楽芸術学園高等部です。通信制高校なので高等学校卒業資格を取得できるのはもちろんのこと、プロによる本格的な音楽のレッスンをたっぷりと受けることができ、効率よく音大受験準備をすることができるでしょう。
多彩な音楽専攻コースが充実している通信制高校
東京音楽芸術学園高等部は、とにかく多彩なコースが充実していることが特長です。管楽器専攻コース、弦楽器専攻コース
打楽器専攻コース、ピアノ専攻コース、声楽専攻コースなど、あらゆるニーズに対応していると言っても良いでしょう。
しかも、講師は海外留学経験、演奏活動経験などが豊富な一流のプロばかり。学内コンクール等も盛んに行われているので、テクニックを磨きたいと考えている人にとっては、またとない環境と言えるでしょう。
サポート体制が充実している通信制高校
「通信制」というこれまで経験したことがない学びのスタイルに戸惑いを感じる生徒もいます。しかし、東京音楽芸術学園高等部では希望者はいつでも時間外に補習を受けられるなど、サポート体制も充実しています。
資格取得サポート、進学相談なども随時行っているのも良心的です。困ったことがあれば何でも相談してみてはいかがでしょうか。
通信制高校で音楽を学びながら高卒資格も取得!
音楽は感受性が豊かな若いうちに取り組んだ方が良いとも言われています。しかし、確実に仕事にできる保証はありません。将来のことを考えると、音楽の勉強をしながらでもせめて高卒資格は取得しておきたいところです。
そこでおすすめしたいのが通信制高校です。通信制高校の中には音楽をしっかりと学べるコースを設置しているところもいくつかあります。好きなことに打ち込みながら、高卒資格も取得できるというのは通信制高校ならではのメリットとも言えるでしょう。
音楽を学べる通信制高校と一口に言ってもさまざまなタイプがあります。「芸能界にデビューしたい」「クラシック音楽を専門的に勉強したい」「音大受験を目指している」「音楽業界の裏方として働きたい」など、それぞれの希望によって最適と言える学校も異なるでしょう。まずは資料請求をして、学校研究をしてみてはいかがでしょうか。