通信制高校でゲームやアニメを学べる?
通信制高校は全日制高校などとならぶ高等学校の一形態です。だからこそ「ゲームやアニメも学べる!」と聞いても疑わしく思う人も少なくないかもしれません。通信制高校でゲームやアニメについて勉強できるというのは本当なのでしょうか。
ゲームやアニメを学べる通信制高校もある!
実際、ゲームやアニメの専門コースを設置している通信制高校はいくつかあります。もちろん、高校課程の勉強もしっかりとこなさなければいけませんが、それと並行してゲームやアニメについて学ぶことができるのです。
通信制高校というと「自宅での自学自習」がまず思い浮かぶかもしれません。それと合わせて、このような「専門的な勉強」ができるというのも、全日制高校にはない特長なのです。
通信制高校ならば専門的な勉強ができる!
アニメ、ゲームの他にユニークな専門教育を実施している通信制高校も少なくありません。美容師、調理師などの国家資格に向けての授業を行っている通信制高校もあります。「手に職をつけたい」と考えている人にもおすすめといえるでしょう。
その他、芸能コースを持つ通信制高校ならば、卒業後に芸能界デビューというのも夢ではありません。声優やYouTuberを目指す人のためのコースなどもあり、人気を集めています。
ゲームもアニメも若いうちに学びたい!
高校在学中にさまざまな専門知識を身に付けることができる通信制高校。もちろん、全日制高校を卒業してからあらためて専門学校に入学し直すという方法もあるでしょう。
しかし、ゲームもアニメも「若い感性」が重要視される世界です。専門的な知識・技術の中でも、できるだけ若いうちに習得しておくメリットが大きいといっても過言ではありません。全日制高校卒業後に専門学校に通うよりも学費が少なくてすむのも魅力的です。
一口にゲームやアニメを学べる通信制高校といってもいろいろな学校があります。どのような教育を実施しているのか、いくつか実際の例を紹介しましょう。
ヒューマンキャンパス高等学校ならばゲーム・アニメ業界の就職にも有利?
学べる分野は40以上、目指せる職種は100以上という充実した専門教育を実施しているヒューマンキャンパス高等学校。なかでもゲーム・アニメコースは「就職に有利!」との噂もありますが、いったいなぜなのでしょうか。
「全国ゲーム合宿」で業界にパイプを作れる!
ヒューマンキャンパス高等学校のゲーム・アニメコースでは、年に一度「全国ゲーム合宿」を実施しています。普段は各都道府県のキャンパスに通学している生徒が一同に集まり、企業セミナーなどが実施されるのです。
ゲーム業界の方を前にした作品発表会もあり、チャンスをつかむこともできます!「ゲーム業界に就職したい」と、強い希望を持っている人におすすめです。
有名ゲーム・アニメ企業が学校内でセミナー実施
スクウェア・エニックス、エッジワークス、ケイカ、日本一ソフトウェア、comcept、UBI SOFTなどの有名企業の方を招いて「ゲームクリエイティブフェスタ」を実施。普通の高校生では知りえないゲーム・アニメ業界の裏側を知ることができます。
学校内のイベントなので参加できるのはヒューマンキャンパス高等学校の生徒だけ。貴重な情報や人脈を入手できるかもしれません!
ゲーム・アニメ制作に欠かせないハイスペックマシン完備
ゲーム・アニメ制作の中でも3Dキャラクターを動かすような作業はハイスペックマシンがなければ難しいものです。ハイスペックマシン完備のヒューマンキャンパス高等学校ならば、最新グラフィック技術もストレスなく習得することができるでしょう。
その他、シナリオライティング、プログラミングなどを学ぶ環境も整っています。ゲームディレクター、ゲームプログラマー、CGデザイナーなどへの道も拓けているので、希望を持って勉強に励むことができそうです。
さくら国際高等学校東京校はマンガ・アニメ創作の楽しさを分かち合える?
マンガやアニメの創作は、ある程度共同作業も必要です。仕事にするとなると「集団行動は苦手……」と、不安になる人もいるかもしれません。しかし、中学や全日制高校のクラスで上手く立ち回る能力と、共同制作に欠かせない能力は別のものです。さくら国際高等学校でマンガ・アニメ創作の楽しさを分かち合ってみませんか?
力を合わせてひとつのアニメを作る!
さくら国際高等学校東京校のマンガ・アニメコースではまず、基礎デッサンやイラストの力をしっかりとつけることを目指します。次に、コンピュータでの画像編集、ムービー制作などを学び、一人でも完全オリジナルアニメを作れる力をつけるのです。
その上で、力を合わせてのアニメ映画の共同制作もします。コンピューター技術の発達によって、誰でも一人でアニメを作ることもできる時代になりました。しかし、それでも共同制作でしかできない作品もあります。創作の楽しさを分かち合うという、またとない経験ができるでしょう。
アナログも大事にしているマンガ・アニメコース
デッサン、クロッキー、水彩画、彫刻、版画など一通りの美術の授業があるのもさくら国際高等学校東京校の特長です。もちろん、Photoshop、Illustrator、Flashなどについても学びますが、デジタル一辺倒ではありません。
実際にマンガやアニメの仕事をするとなったらデジタルでの作画がほとんどですし、アナログ技術には重きを置かない学校も多いかもしれません。しかし、アナログ技術に関してもしっかりと学べるさくら国際高等学校東京校ならば、確かな表現力を身に付けることができるでしょう。
3年間でマンガ・アニメのプロとして必要な技術を学べる
通信制高校は全日制高校のように3年で卒業というルールはありません。最短で3年間で卒業することは可能ですが、その間に学科74単位だけではなく専門技術も習得するためには、適切なカリキュラムが必要になってくるでしょう。
その点、さくら国際高等学校東京校ならば心配ありません。3年間で基礎からプロとして必要な技術を学べるようにしっかりとしたカリキュラムが構築されています。あとは、学校のサポートも利用しながら、コツコツと勉強していく強い意志があるかどうかです。
代々木アニメーション学院高等部で最短デビュー?
40年の歴史を誇り、数々の漫画家、アニメーター、声優を輩出してきた代々木アニメーション学院。その高等部では八洲学園大学国際高等学校と提携し、通信制高校のカリキュラムを採用しています。高卒資格を取得する一方、10代でのデビューも夢ではないというのは本当なのでしょうか。
代々木アニメーション学院高等部なら現役高校生デビューも可能!
代々木アニメーション学院本科は全日制高校を卒業してから入学してくる人がほとんどです。一方、高等部は中学卒業後すぐ、あるいは全日制高校からの転入・編入が大多数。つまり、10代の生徒が大半ということになります。
全日制高校の生徒が部活動などに時間を費やしている間、代々木アニメーション学院高等部では、漫画家、アニメーター、声優になるための勉強をしっかりと積み重ねることができるというわけです。もちろん、現役高校生デビューも夢ではないでしょう。
通信制高校で勉強しながらマニアックな声優レッスンを受けられる
代々木アニメーション高等部では、アニメに関するさまざまな
コースを選択できます。声優だけでも声優タレント科、声優アニソン科、声優アイドル科があり、マニアックなレッスンが用意されていて見逃せません。
声優タレント科はアニメ・ゲーム・吹き替え・ナレーションなどを学び、在学デビューができる人材を育てることを目標としています。一方、声優アニソン科はアニソン歌手になるためのセルフプロデュース力なども学習できることが特長です。声優アイドル化ではダンス、ステージング、ヴォーカルなどのレッスンをしっかりと受けることができます。
代々木アニメーション学院高等部は全国展開!
通信制高校の中にはゲームやアニメを学べるのは東京校のみといったところも少なくありません。しかし、代々木アニメーション学院高等部は東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島、金沢などにあり、地方在住の生徒でも入学のチャンスがあります。
また、年に1回のスクーリングでは、全国の生徒が沖縄の八洲学園大学国際高等学校に集合します。6泊7日の日程で、勉強、レッスン、沖縄観光、郊外活動など盛りだくさんの内容になっています。いつもは遠く離れた校舎で学んでいる、アニメ好きの友達と出会うチャンスもあるかもしれません。
通信制高校でゲーム・アニメを10代から学ぼう!
ゲームやアニメにのめり込み、学校へ行くのが面倒になって不登校になってしまう生徒もいます。悪いことのように思われがちですが、そこまで熱中できるものがあるというのは、ひとつの才能ともいえるでしょう。
誰もが「学校で上手くやっていく」才能に長けているとは限りません。クリエイティブな才能や豊かな感受性に恵まれていると、むしろ人間関係はギクシャクしがちというのもよくあることです。
それならば、人間関係のストレスが少ない通信制高校を選択するというのはひとつの賢い選択でしょう。高等学校卒業資格が取得できるだけではなく、大好きなゲームやアニメについて勉強できるとなれば一石二鳥なのではないでしょうか。
ゲームやアニメを専攻できるコースを開設している通信制高校は、業界と太いつながりを持っていることも少なくありません。将来的に仕事にすることも、十分現実可能な話なのです。プレイするだけではなくクリエイトする人間になるために、思い切ってチャレンジしてみませんか?