将来は介護・福祉の業界で働きたい、介護・福祉系の資格取得を目指すなら通信制高校が最適です。
通信制高校は高校卒業資格と一緒に介護・福祉の専門知識や資格を取得できるのが特徴で、非常に高い人気を集めています。
今回は介護・福祉でおすすめの通信制高校や入学するメリットなども紹介します。
介護・福祉資格の取れる通信制高校おすすめ5選
介護福祉就職コースがある中央高等学院
介護を学べる専門学校は全国の各都道府県にいくつかありますが、なかでも「就職に有利」と評判なのが中央高等学院です。
中央高等学院の介護福祉就職コースでは、介護職員初任者研修などの福祉関係の資格を在学中に取得できるようになっています。
また、提携している老人介護施設でのインターンシップ制度が充実していることも特徴のひとつです。
卒業後は希望すれば提携先の老人介護施設サニーライフに確実に就職することもできますので、就職活動で苦労したくない人には魅力的なのではないでしょうか。
介護福祉就職コースは不登校の生徒のために開講
じつは、この介護福祉就職コースは不登校などで悩んでいる生徒のために開講されたものです。
不登校経験がある生徒たちは高校卒業後の進路で苦労するケースも多く、その受け皿として創設されました。
今後、高齢化社会の進展とともに介護関連の資格を持っている人材のニーズはより高まっていくとも考えられています。
不登校というつらい体験があった子こそ、誰かに求められる人材であって欲しいという願いが込められているようです。
介護を勉強したい生徒には学費助成制度もある
中央高等学院では、学費の一部を助成する学費助成制度があります。
毎年行われている学力審査で合格した生徒だけが利用できる制度ですが、気になる人は入学相談室に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
また、提携先の老人介護施設サニーライフでのアルバイトもできるようになっていますので、資金面で不安がある人にもおすすめの通信制高校です。
専攻科介護福祉コースがある星槎国際高等学校
星槎国際高等学校には通信制専攻科介護福祉コースがあります。指定されたラジオやテレビの福祉関連番組を視聴して、レポートにまとめて期日までに提出し、介護について学ぶことができるようになっているのです。
テストもありますが、こちらもレポート同様に自宅での受験になります。スクーリングは全国14会場で開催されますが、年に2日のみで必ず土日なので、仕事を持っている人でも参加しやすいでしょう。
介護福祉士の資格を取得できる!
星槎国際高等学校では2年次以降に社会福祉施設での介護実習がスタートします。介護実習の後は9ヶ月の実務経験を積むことができるというのが星槎国際高等学校の大きな特徴といっても良いでしょう。
実務経験をしっかりと積むことによって、介護職員初任者研修よりもより難しい介護福祉士の受験資格を得られるのは見逃せません。実務経験の後、介護福祉士の国家試験に合格すれば、卒業後すぐに介護福祉士として働くこともできます。
介護福祉士の資格があるとより高い給料、優れた待遇で働くことが可能です。
無料の職業紹介所もある!
星槎国際高等学校には無料職業紹介所があり、いつでも求人票の閲覧ができるようになっています。
キャリアカウンセリングも随時受け付けていて、ひとりひとりの進路の悩みに関してしっかりと対応してくれるので卒業後の進路も安心です。
保育・福祉コースのある鹿島学園高等学校
鹿島学園高等学校は基本となる介護職員初任者研修の資格だけでなく、上位資格である介護福祉士やケアマネジャーの資格取得も目指すことができます。
また、「介護職員実務者研修講座」、「福祉用具専門相談員講座」などの講座もあるので、将来介護業界で働きたい方にはおすすめです。
「ヘルス・ケア・サポート・ハクビ」という介護系資格の取得に特化した教室とも提携しており、資格だけでなく現場で役立つスキルも学べます。
鹿島学園高等学校を卒業すれば、卒業後に介護業界の就職先で困ることはないでしょう。
九州で介護資格を取得を目指すならマイン高等学校
マイン高等学校は九州を中心に全国7箇所に学校がある通信制高校です。
「介護ボランティアレッスン」があるので、学校に通いながら介護に関する知識・スキルを得ることができます。
ウィークデイコースと呼ばれる週5の通学コースを選んだ場合、本来は試験料のかかる介護職員初任者研修や医療事務などの資格を実質無料で取得することができます。
ただ介護職員初任者研修の講座を開催しているのは大分・沖縄校のみですので九州以外の方は他の学校にいった方が良いでしょう。
聖進学院
聖進学院はサポート校ですが、普通科の他に福祉科があり、介護に関するスキル・資格を学ぶことができます。
1年次では基本となる介護職員初任者を、3年次には上位資格である介護職員実務者研修を取得できるので、卒業後に介護業界で働きたい方にはおすすめです。
勉強のスタイルは午前中に高校卒業資格のための必修科目を勉強し、午後には介護の資格取得の勉強をしていくことになります。
通信制高校で介護を学ぶメリット
介護職員初任者研修を取得できる
介護職員初任者研修は介護業界における基本的な資格で、これがあるだけで就職がしやすくなり、給料も大きく上がります。
早ければ3年で高等学校卒業資格を取得するとともに、介護職員初任者研修に合格することもできるでしょう。
同時に高校卒業資格も取得できる
通信制高校はれっきとした高校の一形態なので、高等学校卒業資格を取得できるというのも大きなメリットです。
高卒資格があれば、大学に入学してより詳しく介護について学ぶという道も拓けてきますし、最終学歴が高卒以上になっている施設でも働くことができます。
全日制高校を卒業して介護施設に就職し、働きながら介護職員初任者研修を受験する人もいますが、仕事で忙しい中勉強を続けるのはけっして楽ではありません。
一方、通信制高校在学中に介護職員初任者研修を取得しておけば、最初から高い給料で仕事だけに集中することができるのでおすすめです。
介護を通信制高校で学ぶデメリット
ダブルスクールじゃないと介護系の資格を取れない学校もある
通信制高校とよく似たものに通信サポート校というものがあります。
こちらは補習塾のようなものですが、通信制高校と通信サポート校のダブルスクールをしなければ介護系の資格を取得できないケースもあるので注意しましょう。
ダブルスクールは費用がかかる
ダブルスクールとなると学費がそれなりにかかってしまう点はデメリットともいえます。
特にサポート校の学費は
しかし、全日制高校を卒業してから介護系の専門学校に進学するよりは安く済む場合も多いので、一概にはデメリットとはいいがたいところです。
通信制高校で学べる介護の仕事・資格
施設介護職員
老人ホームなどの施設で介護をするスタッフです。食事や排泄の解除、掃除・洗濯、外出時の付き添いなど仕事内容は多岐に渡ります。
ホームヘルパー
自宅で生活している高齢者、体の不自由な方の介護や介助をします。
ケアマネージャー
介護される方と介護スタッフの間に立って、より良い介護サービスが実現できるようにプラン作成などを行います。
生活相談員
介護される方やそのご家族の相談を受け、病院等の関連施設と必要な手続きをします。
社会福祉士
体や心に障害を持っていたり、経済的に困窮している方から相談を受けて、さまざまな支援を行います。
介護福祉士
体の不自由な方がスムーズに日常生活を送れるように介護をしたり各種相談に対応します。一部の医療行為も行える介護のスペシャリストです。
介護の仕事につくには資格が重要
以上のように介護の仕事には多種多様なものがあります。中には無資格でもできる業務もありますが、やはり資格があればそれだけ仕事の幅も広がるのが介護業界です。
給料も資格があった方が高いです。無資格だと有資格者とやっている仕事はほとんど同じなのに、給料だけ安いという現象が起こるので損してしまいます。
そんな介護資格の基本になっているのが介護職員初任者研修です。介護業界で働くなら、必ず介護職員初任者研修を通信制高校で取得しましょう。
介護・福祉資格の取れる通信制高校まとめ
通信制高校に通っている人の多くは本当に優しく、そのせいで苦労をしてきました。しかし介護業界はその優しさ、気遣いのできる部分がとても重要になってくる業界です。
通信制高校は高等学校卒業資格を取得しながら介護の専門的なスキル、資格を取ることもできるので今後の高齢化社会で就職先に困ることもないでしょう。
介護系の資格を取れる通信制高校は複数ありますので、まずは以下から大手校の資料を無料で請求し、よく比較検討した上で自分に一番合いそうな学校への入学を検討することをおすすめします。