公務員は高校中退でもなれる!通信制高校を利用して安定した職業に就こう!

市役所

公務員ってどんな仕事?

公務員といえば「安定している職業ナンバーワン」といっても過言ではありません。高校中退して不安定な時期を過ごしてみると、ことさら「安定」への気持ちも強くなるものです。

しかし、いくら安定しているからといって、仕事内容も理解しないまま公務員をめざすのも考えものです。まずは公務員の仕事を理解することからスタートしてみませんか?

公務員は公共の利益のために働く

公務員は、国や地方公共団体などで人々や社会のために働く仕事です。民間企業のようにモノやサービスなどを提供して利益を追求するのとは異なります。「同業他社との競争に勝つ」よりも「社会の役に立ちたい」「国や地域を発展させたい」と、考える人に向いているといえるでしょう。

民間企業では利益追求への貪欲さ、企画力や行動力なども必要とされます。高校中退者の中には「自分はガッツがないからついていけるか心配」と、考える人もいるかもしれません。一方、公務員の仕事ならば、ひとつのことをコツコツと取り組めるかどうかも大事です。真面目さがきちんと評価してもらえる仕事だからこそ「やりがい」を感じられる人もいるでしょう。

公務員は大きく分けて2種類

公務員は大きく分けて国家公務員と地方公務員の2種類があります。中央官庁とその出先機関で働く国家公務員と、県庁や市役所に勤務する地方公務員です。国家公務員は総合職・一般職・専門職があり、地方公務員は上級・中級・初級に分かれています。

国家公務員は、日本全国はもちろん海外に転勤となる可能性もあります。一方、地方公務員は転勤の範囲こそ限られていますが、部署間の移動は少なくありません。国家公務員と地方公務員を合わせるとおよそ330万人、就労者の約5%が公務員として働いている計算です。

公務員として働くメリット

公務員の身分は法律によって保障されているため、たとえば不景気になったからといって急に解雇されるようなことはありません。「営業成績を上げなければ」「失業したらどうしよう」といった心配をすることなく、じっくりと社会のために働くことができるのは大きなメリットです。

また、完全週休2日なのはもちろん、育児休業、育児短時間勤務、介護休暇などの制度が整備されています。「仕事だけではなく家族も大切にしたい」「自分の趣味のための時間もきちんと確保したい」という人にもピッタリの仕事といえるでしょう。

公務員の年収ってどれくらい?

ここ数年、公務員の平均年収は650万円前後です。民間企業が400万円台前半を推移しているのと比較しても「公務員は民間企業よりも高収入」といってもよいでしょう。

勢いのあるIT企業などは、若いうちは公務員よりも高収入かもしれません。しかし、各種手当も充実している公務員は生涯年収で考えた時、民間企業以上の魅力があることは間違いありません。

公務員として働くデメリット

公務員はどんなに優秀な人でも、若い頃から異例の出世をするということはほぼありません。「自分なりの能力を発揮して、できるだけ早く認められたい」と考えている人には向いていないといってよいでしょう。

民間企業と比較して安定した高収入が見込めるものの、セレブになれるわけではありません。国家公務員のトップともいえる事務次官でも年収は2,000万円程度なので、成功しているベンチャー企業の20代に負けることもあります。しかし「そこそこ高レベルで安定収入が欲しい」という人には必ずしもデメリットではないでしょう。

公務員になるにはどうする?

以上のようにメリット、デメリットを比較してみると、公務員の仕事は社会がどう変動しても、結婚や出産などの人生の大きな転換期を迎えても、ずっと続けることができそうなことがわかりました。「とにかく安定した仕事をしたい」と、考えている高校中退者にもおすすめといえます。

しかし、ここで気になるのが高校中退でも公務員になることはできるのかという点です。公務員になる方法について詳しく調べました。

国家試験の公務員試験に合格する!

公務員になるには、国家試験の公務員試験に合格しなければいけません。公務員試験の行政事務職は、日本国籍で年齢が一定基準を満たしていれば誰でも受験でき、学歴は基本的に不問です。

ほとんどの公務員試験は高校卒業程度、短大卒業程度、大学卒業程度というような学歴区分があります、しかし、これはレベルを示しているだけでたとえば高校卒業程度は「高卒を要件とする」という意味ではありません。ただし、警察官や消防官などは高卒以上が要件となりますし、一部の国家公務員は大学院修了でなければ受験できない点に注意しましょう。

公務員試験は科目数が多め

公務員試験にはさまざまな種類がありますが、いずれも科目数が多いことが特徴です。どの科目がとくに重要なのか正しく把握し、バランス良く勉強することが大切になってくるでしょう。

知能分野と知識分野に大別される教養試験、法律・経済・行政に関する知識を問われる専門試験はほとんどすべての職種で出題されます。その他、社会問題に関する論文試験、専門知識に関する専門記述試験などが課せられることもあり、晴れて合格すれば面接試験です。

公務員試験にパスするにはまずは高卒資格を!

学歴不問で受験できる公務員試験も多いものの、合格者はほとんどが高卒以上というのも事実です。また、一部の公務員試験は高卒以上でなければ受験することができません。やはり、公務員試験にパスするには、まずは高卒資格を取得するのが近道といえるでしょう。

もちろん、高校中退のまま公務員をめざすことも不可能ではありません。しかし、まずは高卒資格を取得することをおすすめします。「もう高校には通いたくない……」と、思っている人も多いかもしれませんが、そんな時は通信制高校に入学するという解決策もあることはご存知でしたか?

通信制高校から公務員をめざすこともできる?

最近、芸能人やスポーツ選手が在籍していることでも話題になっている通信制高校。いろいろな事情で学校に毎日通えない生徒の進学先として注目されています。

いったい通信制高校とはどんなところなのでしょうか?また、通信制高校から公務員をめざすこともできるのか調べました。

自宅学習で高卒資格を取得できる通信制高校

通信制高校とは名前の通り通信教育で高校課程の勉強ができる学校のことです。全日制高校、定時制高校などと並ぶ高等学校の一種なので、高卒資格を取得できるのは変わりません。

通信制高校と全日制高校や定時制高校との一番の違いは、学年制ではなく単位制という点です。年度初めに登録した科目の単位を落としたとしても留年することもなく、自分のペースで勉強を進めることができます。卒業するには少なくとも3年在籍しなくてはいけませんが、3年以上かかってもとくに問題ありません。それだけに「3年キッカリで卒業する」という強い意志も問われます。

通信制高校には公務員になりたい人のためのコースもある

通信制高校の中には公務員コースを設置しているところもあります。たとえば、ヒューマンキャンパス高等学校では、高卒資格取得と地方公務員初級合格を同時にめざすコースが人気です。スクーリングと呼ばれる登校日には面接試験対策もあり、万全の準備を進めることができるでしょう。

また、大原学園高等学校には公務員・警察官・消防官クラスがあります。公務員の中でも警察官、消防官などをめざしている人は、ぜひ資料請求などをしてみてはいかがでしょうか。

高認から公務員をめざす道をおすすめしない理由

高校中退者が公務員をめざす時、高等学校卒業程度認定試験いわゆる高認を利用するという方法もあります。確かに高認合格のための勉強をすれば、高校卒業程度の知識を身につけることはできるでしょう。

しかし、高認はあくまでも学力を認定するテストで、高卒資格ではありません。したがって、学歴は中卒のままということになります。高認から公務員になり退職してしまうようなことがあれば、中卒として就職活動をしなくてはいけません。中卒の求人は少なく、人生にリスクを負うことになるでしょう。

高校中退から公務員になるには通信制高校がおすすめ!

高校中退者のブログなどを読んでみると「他人との競争が苦手」と感じている人も少なくないことがわかります。もしかしたら、優しさや真面目さが高校中退のきっかけとなることも少なくないのかもしれません。

営利追求を目的とする民間企業では、つねに何かと競争していかなければいけません。そういった優しさや真面目さをいかせる場所ではないともいえます。「競争よりも誰かのためになる仕事をしたい」と考えるならば、公務員をめざしてみてはいかがでしょうか。

国家試験である公務員試験は、じつは基本的には学歴不問です。しかし、だからといって中卒で国家公務員になる人はまずいません。少なくとも高卒資格を取得しておいた方が将来のためにも何かと安心です。通信制高校を活用すれば、高卒資格取得と公務員試験合格を同時にめざすことだってできます!

通信制高校と一口にいってもさまざまな学校があります。まずは人気ランキングなどから、公務員コースなどを設置している学校を探してみてはいかがでしょうか。

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