通わなくていい通信制高校5選!
通信制高校というと、登校しなくても卒業できるイメージがありますが、単位を取得するためにはスクーリングという登校も必要です。
通信制高校を選ぶ理由は人によって違いますが、「通わなくて良い」からこそ選んだ人にとってスクーリングが多いと、通信の意味がなくなってしまいます。
そこで、ここではスクーリングの日数が少なく、ほとんど通わなくていい通信制高校を5校紹介するので、スクール選びの参考にしてください。
ルネサンス高等学校
スクーリング | 最短年4日(3泊4日) |
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学習方法 | タブレット・スマートフォン・パソコン |
学習コース | 通信コース・通学コース・ダブルスクールコース |
特徴 | 高校卒業に必要な学習カリキュラムだけでなく、ダンサーやボーカリスト、芸人、eスポーツなど勉強と同時に専門分野のレッスンが受けられる |
ルネサンス高等学校の一番の魅力は、卒業後のビジョンに合わせたレッスンや提携校での授業を受けられることです。
通信制高校の多くは「通わなくていい」というのを売りにしていますが、ルネサンス高等学校ではさまざまなスクールとの提携により、「ワンランク上の学び」が用意されています。
たとえば、プロのダンサーを目指しているのであればエイベックス・アーティストアカデミーコース、声優なら代々木アニメーション学院、エステティシャンであればスリムビューティーハウスアカデミー、大学入学を目指す人には個別授業コースなど高校の勉強をしながらプラスαのスキルや知識を身につけられます。
また、学習スタイルはタブレットやスマホなどを使ったネット学習なので、いつでもどこでも授業を受けられるのも特徴です。
好きなことをしながら高卒資格も取れて、さらに授業が受けやすい環境も整っているルネサンス高等学校であれば、スクーリングがネックという方でも気軽にクリアできるでしょう。
高宮学院高等部
スクーリング | ①1ヵ月に1回(1年のうち5回以上出席すればOK) ②年5回(連続でもとびとびでもOK) ③週1日~5日 ①~③のいずれかをクリアすれば卒業可能 |
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学習コース | 高卒コース・県立博多青松高校入試対策コース・高卒認定コース |
特徴 | パソコンや英会話などのクラブ活動やハイキング、ボーリング大会、美術館や裁判所見学などイベント学校行事があるので、通信でも普通の高校と同じような体験ができる |
高宮学院高等部は、最低5回のスクーリングを受けるという卒業資格の決まりがありますが、それをクリアしていれば自由に学校に通えるのが特徴です。
週に1回好きな曜日に出席してもいいですし、週5回出席してもかまいません。
つまり、出席してもしなくても良いという自由さがあるため、自分の気分に合わせて通えるのです。
そしてもう一つ、留年や中退、出席不足による編入であっても、学年を遅らせないというのも特徴です。
留年のため高1だとしても高2から、高3で中退したとしても高3からなど、最終学歴に関係なく編入ができるので、きっちり3年で卒業できます。
また、クラブ活動やイベント学校行事もあるので、友達が増えるという特徴もあります。普通の通信制高校では生徒が集まる機会が少ないため、友達ができづらいこともあります。
高宮学院高等部であれば生徒が集う環境が整っているので、学校にはあまり通いたくないけど普通の高校生のようにスクールライフを楽しみたい、という方におすすめです。
飛鳥未来高等学校
スクーリング | 最短年20日 |
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学習方法 | パソコン・メディア教材 |
学習コース | ベーシックスタイル・スタンダードスタイル・3DAYスタイル・5DAYスタイル |
特徴 | 通信制高校でありながら、週に5日通うスタイルを選ぶことができる、制服を選ぶことも可能など普通の高校生と同じ気分が楽しめる。 |
飛鳥未来高等学校は、ベーシックスタイルであれば最低20日のスクーリングで卒業できる通信制高校です。
ベーシックスタイルの場合、スクーリングでカバーできない部分の学習はパソコンやメディア教材を使って勉強できますし、個別指導も受けられるので学力もしっかり身につけられます。
4つの通学スタイルから自由に選べるので、学期途中でスクーリング回数を増やしたくなったら、ベーシックスタイルから3日通える3DAYスタイル、週1回のスタンダードスタイルから毎日通える5DAYスタイルというように変更も可能です。
他にも、スポーツやHobby、スペシャリストのトライアルレッスンや、文化祭・テーマパーク見学など学校行事も充実しているので、自分に合ったスタイルで高校生活を思い切り満喫できます。
ヒューマンキャンパス高等学校
スクーリング | 年間で10日程度(在学中に1度だけ沖縄の本校スクーリングを受ける) |
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学習コース | 専門コース・通学コース・専門チャレンジコース・一般通信コース |
特徴 | 一般通信コースは、スクーリングとテスト、レポート提出をクリアすれば高卒の資格が取れるので、自分のやりたいことに思う存分時間を使える |
ヒューマンキャンパス高等学校は、ヒューマンアカデミーや佐藤学園グループ校など専門教育を得意とする学校と連携し、生徒が自分のペースで好きなことを好きなようにできる環境を整えている通学型の通信制高校です。
この学校の一番の特徴は、専門分野を学習できるコースや通信コースなど多彩なコースがあることです。
高卒資格に必要な勉強をしながら、声優や漫画、イラスト、メイク、ゲームなど自分が興味をもっている専門分野の勉強も同時に進めることができます。
40種、100職以上の専門的な学習が受けられるので、やりたいことが決まっていないという人でも、いろいろな分野にチャレンジできるのも特徴です。
学習センターは全国に40ヶ所以上ありますから、一般通信コースであってもしっかり学べますし、途中から違うコースに変更することも可能です。
通学スタイルを決めるのに迷っている、将来のために何をすればいいか分からないという方は、ヒューマンキャンパス高等学校でゆっくりと自分に合った通い方ややりたいことを見つけて行くといいでしょう。
第一学院高等学校
スクーリング | 週2~5日・合宿スクーリング(年4日程度) ※履修単位数や入学時期によって変動あり |
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学習方法 | ネット授業対応 |
学習コース | 標準コース・特別通学コース・総合コース・Mobile High school(通信コース)など |
特徴 | インターネット上で授業が受けられるスクールシティ、DVD教材など一人で学べる環境がしっかり整っているのはもちろん、先生のサポートを受けながら自分のペースで登校できるステップアップコースもある |
茨城県にある第一学院高等学校は、主要都市を中心に52ヶ所のキャンパスを持ち、さらに13のコース展開をしている通学型・通信型から通学スタイルを選べる高等学校です。
通信型では、Web教材やDVD教材などで高校の学習はもちろん中学の復習や大学進学対策までカバーしてくれるので、自分の好きな学習スタイルで高校卒業までに必要なカリキュラムもしっかりこなせます。
また、安心して社会に出て行けるように、デジタルグラフィック講座やデジタルコミュニケーション講座などの特化コース、ITリテラシーやグローバル感覚、コミュニケーション力を身につけられる総合コースなどもあります。
芸能コースやeスポーツコース、美容コースなどもあるので、在学中に専門的なスキルを身につけることができるのでも、第一学院高等学校の特徴です。
「1/1の教育」を実践している学校なので、通信コースであっても担任がつきますし、キャンパスではパーソナルサポートも受けられますから、学校に通いたくないけど一人では不安という人におすすめです。
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通わなくていい通信制高校のメリット
通信制高校は基本的に自宅学習がメインになるので、自己管理を徹底しなくてはいけない、分からないことがあってもすぐに聞けないなどデメリットを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、デメリット以上にメリットの方がたくさんあります。ではどういったメリットがあるのか見ていきましょう。
登校日が少ないので負担が少なくて済む
通信制高校の一番のメリットは、当然ですが登校日が少なく、通学することに関する心や体の負担が少ないことです。
普通の高校は毎日通うのが当たり前ですし、出席日数が足りなければ留年してしまうので、心や体がどんな状態であっても行く必要があります。
人それぞれ通学に対して感じる負担の理由は異なりますが、通信制高校はどんな理由であっても無理に学校に行く必要はありません。
また、高校に在学する16歳から18歳というのは、勉強以外にもいろいろなものに興味が沸きますし、中には将来「こうなりたい」という具体的な夢を持ち始める人もいるでしょう。
普通は、高校を卒業してから未来に向かって第一歩を踏み出しますが、通信制高校であれば高校に通いながら自分の夢に向かって、もしくは好きなことを続けられるので、登校日が少ないのは大きなメリットと言えるでしょう。
ただ登校日はゼロではない
通信制高校というと、登校しないまま卒業できるイメージを持っているかもしれませんが、登校日がゼロというわけではありません。
実は、全日制高校と通信制高校、定時制高校それぞれに国の決まりによって最低限登校する日が決まっているため、通信制高校であっても登校しなくてはいけない日があります。
ただし先程紹介した日数を見ての通り、通信制高校の一部は全日制や定時制と比べて登校する日数が圧倒的に少ないです。
学費も抑えることができる
高校は義務教育ではないため、当然ですが学費がかかります。
公立高校は国の管轄になりますが、それでも入学金や授業料がかかりますし、私立ともなればかなりの金額を払わなくてはいけません。
一方、通信制高校であれば入学金や授業料を低く抑えることができます。
私立高校 | 720,000円 |
公立高校 | 280,000円 |
通信制高校(公立) | 60,000円 |
※平均相場であり、学校によって学費は異なります
通信制高校の場合、履修単位の数によって授業料が変わるため、私立や公立高校よりどれぐらい安くなるかを正確に算出することはできないのですが、それでも一番学費を抑えることができることが分かります。
また、通学型の高校の場合は制服代もかかりますし、昼食代や交通費などもかかってくるので、さらに通学のためにかかる費用は多くなるでしょう。
通信制高校であればこういった費用も抑えられますから、家計などに負担をかけず高卒資格が得られるメリットもあるのです。
自由な時間が多い
通信制高校は、決められたスクーリング日数さえクリアすれば、学校に行く必要はないので自由な時間が多いというメリットがあります。
テストやレポート提出があるので勉強はしなくてはいけませんが、学習時間は自分で設定できますし、通学にかかる時間も節約できるため、「学業以外にやりたいことはあるけれど高校は卒業しておきたい」という人にぴったりの環境が作れるのです。
実際のアンケートでも、「アルバイト・仕事と両立できる」「趣味に打ち込める」など自由な時間が持てることをメリットに挙げる人も多く、通信制高校に入って良かったという卒業生が90%以上を占めています。
通わなくていい通信制高校の注意点
普通の高校と同じように通信制高校にも公立と私立がありますし、授業内容や卒業条件などは学校によって異なります。
どの学校でも仕組みが同じだと思っていると、自分が思い描いた学生生活が送れないかもしれないので、注意点をしっかり押さえておきましょう。
学校によって登校日数が違う
システムに関しては、どの学校でも大きな違いはありませんが、登校日数は学校ごとに違うの要注意です。
通信制というと通わなくて良いというイメージがあるかもしれませんが、それぞれの学校で登校しなくてはいけない日数が決まっています。
年に4回という高校もあれば、週に3日以上の登校が定められている高校もあるのです。
決められた登校日数をクリアしなければ卒業できないので、気になる学校の登校日数は、あらかじめ資料の一括請求などを活用してしっかり調査をしておきましょう。
まとめ
高校は、中退するのも卒業するのも自分次第なので、自分に合った学習スタイルで通えるか、求める学校生活が送れるかを重視しなくてはいけません。
全日制高校の方が体裁は良いかもしれませんが、途中で止めてしまっては何の意味もないのです。
通信制高校であれば、スクーリング以外通う必要はありませんし、通学スタイルに変更するなど自由度が高いので、自分の理想の高校生活を送ることができます。
どんなに世の中の価値観が変わっても、まだまだ学歴は重視されていて、仕事に就く際に最低限の条件を「高校卒業」としている職種や企業は少なくありません。
高校選びは大事な未来への一歩となるので、まずは通信制高校の情報が詰まった資料を取り寄せ、じっくり検討して本当に自分が通いたいと思える高校を見つけてください。